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『ロゼワイン』に合う簡単おつまみ。食材と料理の方法、教えます!

『ロゼワイン』に合う簡単おつまみ。食材と料理の方法、教えます!

日本ではワイン全体の1%にも満たない消費量の『ロゼワイン』ですが、フランスでは白ワインを上回るほどに人気が高くなっています。「ロゼは甘い」「赤でも白でもなく中途半端」など誤解されることがありますが、実はいろんな料理と相性抜群!このコラムではロゼワインと相性のよい食材をレシピとともにご紹介します。これでロゼワインのおつまみはばっちり!

ロゼワインと料理をあわせるコツ

ロゼワインと料理を合わせるコツは3つ!

  • 料理の色とワインのロゼ色を合わせること
  • 海産物を合わせるときは、海に近いエリアのロゼワインを選ぶこと
  • 肉の料理の時にもロゼワインにチャレンジしてみること

これさえ押さえておけば、ロゼワインは普段の食卓に出す食材や料理と意外とすんなり合わせることができるはずです。

『白身魚』を使う料理

ロゼワインに料理を合わせるときに大切にしたいことの一つは、料理の色とワインのロゼ色を合わせること。例えば鯛のお刺身は、色合いも味わいもロゼワインによく合います。ポイントは魚の臭みを抑えること。塩、白コショウをふったらオリーブオイルとビネガーを使ってマリネに。ディルなどのハーブを和えると一層よく合います。ビネガーの酸味とワインの酸味が同調し、お互いのよいところを引き出すことができます。

鯛のマリネ

【レシピ 2人分】

  1. 一口大に切った刺身用の鯛120gほどをボウルに入れて軽く塩します
  2. オリーブオイル 大さじ1、果実酢(ワインビネガーなど)または柑橘果汁(レモンなど) 小さじ1、パセリやディルなどお好みのハーブと和えます
  3. お皿に盛り、(あれば)いろどりの野菜などといっしょに飾り付けます

海産物を合わせるときは、シチーリアやプロヴァンスなど海に近い産地のロゼワインを選びましょう。

『サーモン』を使う料理

ロゼワインはおなじ白身の魚でも、サケやマスのようなオレンジ色の魚とも合わせやすいです。このレシピではスプラウトを使ってサラダ感覚にしましたが、別の野菜やハーブなどを代用してもかまいません。

サーモンとスプラウトのカルパッチョ

【レシピ 2人分】

  1. 刺身用サーモン120gほどをお皿に並べて軽く塩します
  2. パセリやディルなどお好みのハーブ散らします
  3. オリーブオイル 小さじ2、粒マスタード 小さじ1、レモン果汁 小さじ1、塩胡椒を混ぜたのをまわしかけます

レシピ監修:大橋みちこ michiko_wine_tsumami(instagram)

「ピノ・グリージョ」(フランス語でピノ・グリ)は、黒と白の中間の色合いをもつブドウ品種。白い果汁に皮を漬け込むとピンクがかったジュースになります。

ブラッシュは、ピノ・グリージョや黒ブドウを白ワインの製法で造った色の薄いロゼワインです。スッキリ爽快でキレイな酸味、軽快だけど柔らかさのある果実味。フードペアリングに使いやすい親しみやすさが持ち味です。

『甲殻類』を使う料理

エビ、カニ、イカ、タコもロゼワインに合わせやすい食材です。火を入れると薄紅に色づくのでカラーマッチングもばっちり。生の場合はオイルやハーブを加えてマリネ(セビーチェなど)に。火を加える場合もオイルやチーズを使って油分を加える調理がおすすめです。

エビのアヒージョ

【レシピ 2人分】

6.5インチのスキレット(外径16.5cm)を使用の場合

  1. エビ100gの背わたを取ります。マッシュルーム100g(椎茸でも)は大きさによりそのままか半分に
  2. オリーブオイル100cc、ニンニクのみじん切り1片分、アンチョビ10g(アンチョビ入れない場合は塩増やす)、塩小さじ1/6、唐辛子をスキレットに入れて弱火にかけニンニクがほんのり色づいてきたら、エビとマッシュルームを入れて煮ます
  3. 仕上げにパセリなどで彩ります

レシピ監修:大橋みちこ michiko_wine_tsumami(instagram)

繰り返しになりますが食材が海産物ですので、海に近いエリアのワインを選びましょう。

『チーズ』を使う料理

カビの種類や硬さによらず、ロゼワインはいろいろなチーズにも合わせることができます。その中からフレッシュタイプのチーズを使ったレシピをご紹介します。

いちごとブッラータチーズ

【レシピ 2人分】

  1. イチゴ5〜6個(約100g)を縦半分、または4等分に切って、オリーブオイル小さじ1、ワインビネガー(白でも赤でも)小さじ1、塩ひとつまみ、胡椒を和えます
  2. 5分ほど冷蔵庫で冷やします
  3. 皿にブッラータかモッツァレラとイチゴを盛って、塩をパラっとふり、オリーブオイルをまわしかけます。塩とオイルはできるだけ上質のものを!
  4. 彩りにイタリアンパセリやセルフィーユなどを飾ります

夏はプラムや桃、秋はイチジクやブドウなど季節の旬のフルーツを使ってアレンジしてみてください。

レシピ監修:大橋みちこ michiko_wine_tsumami(instagram)

フランスのロワール地方で造られる「ロゼ・ダンジュ」は、ほんのりと甘味を感じさせるやや甘口のスタイル。こういったタイプのロゼワインにフルーツの甘さとモッツァレラやブッラータのようなフレッシュタイプのチーズを合わせたおつまみがおすすめです。

『肉』を使う料理

一般的には赤ワインを合わせることの多い『肉』にも、ロゼワインを合わせることができます。グリル(ロゼ色に焼けたら最高です)や、ボイルで白っぽく茹で(煮)あげる料理にはロゼワインが抜群に合います!

ポークソテー ミニトマトとニンニクのソース

【レシピ 2人分】

  1. 豚の肩肉に塩胡椒、薄力粉をまぶして多めの油でソテーします
  2. ミニトマト200gを縦半分もしくは4等分に切って、ニンニクのみじん切り1かけ分とオリーブオイルで焼くように炒めて塩胡椒で味付けます
  3. お皿にルッコラなどの葉物野菜とポークソテー、トマトを盛りつけます

レシピ監修:大橋みちこ michiko_wine_tsumami(instagram)

フランスのボルドー地方では比較的色の濃いスタイルのロゼワインが造られ、クレーレと呼ばれます。昔、赤ワインの醗酵途中のタンクから液体を抜きとったのがこのスタイルのはじまり。その光景からセニエ(血抜き)といわれ、赤ワインの果皮や種からの抽出が高めながら、同時にロゼワインが生まれました。

和牛のミディアムステーキ

【レシピ 2人分】

  1. 塩胡椒をしたステーキ用のお肉をレア~ミディアムに焼き上げます。

ワインの色と、肉のロゼ色を合わせるのが味わいも見た目もよくするコツです。

世界最高峰のロゼワインと言われるプロヴァンス地方の『バンドール』ロゼ。

高い酒質、ミネラルや酸、アルコール感で牛肉のステーキと素晴らしいペアリングを楽しむことができます。目から鱗、顔からほっぺたも落ちてしまうほどの美味しさです!サシの入った和牛の柔らかい食感と、タンニンの少ないロゼワインならではのさらさらした質感を合わせて楽しんでみましょう。

いかがでしたか。見た目も華やかなロゼワインは料理の相性もばっちりです。あなたもロゼ、始めてみませんか?

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