CraftSakeとは
「Craft Sake」とは、Value&Qualityを理念に掲げるワインインポーター「モトックス」が、ワインビジネスのノウハウと豊富な国際感覚を活かして、想いを同じくする蔵元と協力して開発したお酒。 ワインのように世界で愛される日本酒をめざしています。
チーズの種類と特徴
チーズには大きく分けて 「熟成チーズ」 と 「フレッシュチーズ」 があります。熟成チーズは時間とともに風味が増し、コクや旨味が深まるのが特徴。一方、フレッシュチーズは熟成させず、ミルキーで爽やかな味わいを楽しめます。
今回は、特に 日本酒との相性がよい代表的なチーズ をご紹介します。
フレッシュチーズ(クリームチーズ、モッツァレラ など)
熟成させずに作られるため、水分が多く、爽やかでなめらかな口当たりが特徴。クセが少なく、料理やスイーツにも幅広く使われます。
代表例としては、クリームチーズ、モッツァレラ、リコッタ、カッテージチーズが挙げられます。
ハードチーズ(コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ、ミモレットなど)
水分が少なく、旨味が凝縮されたチーズ。熟成が進むとナッツのような香ばしさが生まれるのが特徴。
中でも、日本酒と相性の良いチーズの王道といえば、カラスミと風味が似ているミモレット。熟成が進むほど旨味が増し、日本酒のコクや旨味と見事に調和します。
ウォッシュチーズ(エポワス、タレッジョ など)
表面を塩水やお酒で洗いながら熟成させるため、独特の香りと濃厚なコクを持つチーズ。
白カビチーズ(カマンベール、ブリー など)
クリーミーでミルキーな味わいが特徴。熟成が進むとコクや旨味が増していく。
青カビチーズ(ゴルゴンゾーラ、ロックフォール など)
ピリッとした刺激のある塩味と、独特のクセが特徴のチーズ。
【万能】カマンベール・ハードチーズに合う
山廃仕込み由来の酸・旨味・コクがチーズの旨みも引き出し、まさにテクニシャン!
クセの強いチーズにも負けず、フレッシュなチーズとも寄り添う万能さが魅力。ぬる燗でも楽しめること間違いなしです。
【万能】ブルーチーズ・ハードチーズに合う
お米の甘みとしっかりとしたボディのある備前雄町米と、チーズの持つ塩味やボディ感がバッチリです。
濃厚なブルーチーズにも、クセの少ないチーズにも寄り添う懐の深さが魅力です。
クリームチーズ・ブルーチーズに合う
柔らかいお酒の旨みと脂肪分の高いチーズはマッチ!ブルーチーズの持つ塩気とお酒の甘みが好相性です。
ハードチーズ・ウォッシュチーズに合う
キレの良い山廃仕込みの純米吟醸酒とチーズを一緒に楽しめば、お互いの旨みが増す素晴らしい相乗効果が現れます。
日本酒とチーズが相性がいい理由
なぜ日本酒とチーズが合うのか? その理由は、大きく分けて3つのポイントがあります。
旨味の相乗効果
日本酒には「アミノ酸由来の旨味」が豊富に含まれています。
これはチーズの持つコクや熟成による深い風味と絶妙に調和し、ワインとは異なるまろやかな味わいを生み出します。特に、熟成した日本酒はチーズの醗酵の風味とも相性抜群です。
醗酵食品同士の親和性
どちらも醗酵によって生まれる複雑な香りや味わいを持つため、お互いの個性を引き立てあう関係です。
ワインと違い、日本酒は酸味が強すぎず、まろやかで包み込むような味わいが特徴。そのため、チーズの塩味やクリーミーさを和らげながら楽しむことができます。
温度帯の変化でチーズとのバランスを調整できる
ワインは基本的に「冷やして飲む」ものですが、日本酒は 冷・常温・ぬる燗・熱燗 と、幅広い温度帯で楽しめるのが大きな魅力。
・冷酒なら、フレッシュなチーズや白カビ系に
・ぬる燗なら、コクのあるウォッシュチーズやハードチーズに
・熱燗なら、濃厚なブルーチーズや熟成チーズに
と、温度を変えることでペアリングの幅が広がります。
いかがでしたか。今回ご紹介したペアリングのポイントを参考にしながら、お気に入りのチーズと日本酒の組み合わせをぜひ試してみてください!
「ワイン派」の人も、「日本酒は食事のときだけ」という人も、日本酒とチーズの奥深いペアリングの世界、ぜひ楽しんでみてくださいね。