彼のレシピは3本のワインそれぞれ1本ずつのために考えられており相性は完璧!3つのレシピを、ワインのコメントとともにご紹介します。
アルバ風 仔牛肉の「ウラマキ」
■材料
仔牛のフィレ肉 (なければ薄切りのローストビーフでも) 100g
サラダ用ほうれん草(ベビースピナッチ)または ルッコラ 100g
パルミジャーノ・レッジャーノ 100g
プチトマト 100g
オリーブオイル
塩・コショウ
■作り方
①ボウルにほうれん草、すりおろしたパルメザンチーズ、4つに切ったプチトマトをいれ、
オリーブオイル、塩、コショウで味付けをする。
②まな板の上にラップを敷き、薄切りにしたフィレ肉を長方形になるように並べる。
③中央に①を置き、全てを包み込んで「ウラマキ」にする。
④輪切りにしてお皿に並べる。
⑤パルミジャーノ・レッジャーノを振って味を調え、仕上げにオリーブオイルをかける。
<合わせたワイン>
グレーラ、シャルドネ、ピノ・ノワールといった3つのブドウを使ってシャルマ式で造ったスパークリングワイン。シャンパーニュとはまた違った、フレッシュで暑い時期にきりっと冷やしておいしいフルーティさが持ち味です。ピノ・ノワールを使っているので、チャーミングな赤い果実の風味が感じられます。
このウラマキ(裏巻き寿司をオマージュ)のように野菜たっぷりでさわやかなお料理とよく合います。
2つのチーズの冷製スパゲッティ ピスタチオ添え
■材料(1人前)
茹でたスパゲッティ 100g
リコッタチーズ 100g
ペコリーノチーズ(粉)40g
水 30g
塩
コショウ
オリーブオイル
ピスタチオ
チャイブ(みじん切り) 少々
■作り方
①ボウルにリコッタチーズ、ペコリーノチーズを混ぜ、そこに水を加えてソース状に伸ばし、最後にチャイブを入れる。
②茹でて冷ましておいたスパゲッティを①のボウルに入れて和え、オリーブオイル、塩、コショウで味付けする。
③スパゲッティを皿に盛り、ピスタチオを添えたら出来上がり。
<合わせたワイン>
ユニークな形が注ぎやすく、一目みたら忘れらないインパクトのあるこちらの赤ワイン。実はボトルの形はワイナリーの社長ジャンフランコ・サンテロさんの手形です。
ピエモンテで愛され、日常的に楽しまれている地ブドウ「バルベーラ」の特徴である、チャーミングな果実味を表現した明るい印象のワインです。タンニンが柔らかいので、夏は少し温度を低めにして飲むのがおすすめ。
このワインをディエゴシェフが実際にテイスティングして作った冷製パスタ。リコッタ、ペコリーノ2つのチーズを混ぜ合わせ、そこにお水を加えることでコクがありつつも、夏にぴったりなさらりと食べやすい一品です。
チーズの甘味×ワインの酸味、そしてピスタチオの香ばしさ×バルベーラのコク、とマッチするナイスペアリング!さすが、星付きレストラン!
桃とチョコレートのホットサンド
■材料(2個分)
サンドイッチ用パン 4枚
完熟した桃 または シロップ漬けの桃 1個
ダークチョコレート 100g
アマレッティ・ビスケット(アーモンド風味のマカロン) 2枚
バター 40g
卵 1個
粉砂糖
■作り方
①卵を溶きほぐし、サンドイッチ用のパンの片面にハケで塗る。
②1枚のパンの中央にスライスした桃を置き、上からチョコレートと
アマレッティ・ビスケットを砕いて振りかける。
③もう一枚のパンでしっかり挟み込む。(パンの端をフォークでぎゅっと押さえるとよい)
④バターを溶かしたフライパンに入れ、じっくり弱火で両面キツネ色になるまで焼く。
⑤最後に『天使のアスティ』を少量鍋肌に入れて香りづけをする。
⑥お皿に盛り付け、粉砂糖を振りかける。熱いうちにどうぞ!
<合わせたワイン>
ワイナリーを囲む丘で育ったモスカートでできた甘口スパークリングワイン。完熟した桃のような優しい甘やかな香りがグラスから溢れ出します。
口に含むと、まるでマスカットをそのまま頬張っているような、キュンっと甘酸っぱい
ブドウの味わいが広がり、自然と口角が上がってしまうかのよう。
アルコール7.5%で甘口。お酒がたくさん飲めない、という方も含め、たくさんの人が楽しめるワインです。
桃&アスティ、どちらも果実そのものの優しい甘さ。酸味があるので甘さはさわやか。そこにパンとバターの香ばしさ、チョコレートのほろ苦さが加わって、とっても複雑な大人のデザートが楽しめます。
シェフが今回こだわったのは『ワインに合う』のはもちろんのこと、『どれも簡単に作れるレシピである』こと。例えば週末にお客様が来る時なんかに作れば、前菜、パスタ、デザート、と完璧なマリアージュのコースができますよ。
もし手に入りづらい食材があったら、違う食材でアレンジしてオリジナルレシピを楽しむのも、また一興です。「サンテロのスパークリングワインと美味しいピエモンテ料理」で楽しい食卓を!