『普段よりちょっと良いワインを飲もうかな』
『プレゼント、ギフト、お礼、お返しで予算別に高級ワインを探したいな』
『パーティに持っていくワインを用意したい』
そんなワイン選びのときに売れ筋のワインを選んでみるのはいかがでしょう？
売れ筋の銘柄は、多くのワイン好きの方から選ばれていて安心ですし、プレゼントで送られた方にはきっと喜んでいただけると思います。
このページでは世界中から日本へワインを輸入しているモトックスが取り扱っている2,000種類以上の国内ストックの中から高級ワインを売れ筋順にランキングしています。
ワイン輸入元勤務15年ほどの私がおすすめする、シーン別ワインのお値段目安
3,000～5,000円
プチ贅沢／簡単なギフト・お礼・お返し・プレゼント／友人・知人宅へのお持たせにおすすめです。
5,000～10,000円
記念日やちょっとしたお祝い／誕生日、お祝いなどのプレゼント／少し形式ばったギフト・お礼・お返し／親や上司へのお持たせにおすすめです。
酔った勢いで開けてしまうともったいないので、くれぐれも飲みすぎには気を付けましょう。
10,000円～
気合を入れて準備する場合のプレゼント、バースデーヴィンテージ、特別な思い入れのある生産者をセラーで熟成させる場合におすすめです。
とくにお子様のバースデーヴィンテージワインを購入する場合には20年の熟成が必要なので10,000円以上のものを選ぶとよいでしょう。
数か月以上（季節をまたぐような期間）の保存時はセラーや温度変化の少ないところに保管しましょう。
3,000～5,000円のおすすめ高級ワイン
※2022年12月～2023年12月のデータを元に作成しています。
※画像は現行流通しているヴィンテージのワインと異なる場合がございます。
1位 シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレー・レッド
3,000～5,000円で最も売れている高級ワインは、アメリカ屈指の銘醸ワイン産地『ナパ・ヴァレー』の赤。フルボディなナパのスタイルはそのままに、お値段は「超」がつかないほどほどの価格。6は幸福、8は豊かさ、9は長寿を意味しています。
2位 シャブリ ラ・ピエレレ
フランスの辛口白ワインの代名詞ともいえる『シャブリ』が2位。『ピエレレ』とは「石」を意味する造語で、シャブリのブドウ畑特有の土を意味しています。シャブリは日本での知名度が高いため、自分で飲んでみるのもよし、プレゼントにするにも安心の銘柄です。
3位 コレッツィオーネ・チンクアンタ+6
南イタリアの赤ワイン。ワイナリー『サン・マルツァーノ社』が50周年を記念して造ったマルチヴィンテージワインで、50周年の翌ヴィンテージから＋1、＋2...という数字が名前に加えられて、新たな50年を歩んでいます。濃厚な果実味でフルボディなのが人気の秘密です。
4位 シックス・エイト・ナイン ナパ・ヴァレー ホワイト
1位に輝いた赤ワイン『689』の白。アロマチックで力強い果実の風味に、樽熟成によるコクが加わったフルボディに近い白ワインです。
5位 シャトー・モン・ペラ赤
世界の有名ワイン専門誌から5大シャトーを上回る評価を受けて注目され、日本の人気ワイン漫画に掲載されて人気に火のついたボルドーの人気銘柄です。
6位 グラハム・ベック ブリュット
「南アフリカの泡の名手」と呼ばれる生産者。本場シャンパーニュで研鑽を積み、ブドウ品種や製法はシャンパーニュとおなじ。南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領、アメリカ合衆国バラク・オバマ元大統領が、就任の歴史的勝利の日に味わった銘柄です。
7位 シャトー・プピーユ
専門家によるブラインド（目隠し試飲）でボルドーの最高級ワインと最後まで張り合った『プピーユ』（ランキング5,000～10,000円に登場）のセカンドワイン。人気ワインの雰囲気をリーズナブルに楽しめるのが魅力です。
8位 シャトー・ボーモン
若いうちから楽しむことができて人気のメドックワイン銘柄。メドック地区はボルドーの中でも最も高級なワインを産出するシャトーが密集するエリアです。メドックの地区表示があるワインは特に人気が高いです。
9位 ブルゴーニュ ピノ・ノワール
フランスで最もブドウ栽培の歴史が長いブルゴーニュ産の赤ワイン。ほぼ例外なくピノ・ノワール種のみで造られ、控えめでエレガントな酒質。
10位 シャトー・ピュイグロー
ボルドーを代表する高級ワイン「ル・パン」や「パヴィ・マカン」などトップシャトーを手掛けるティエンポン一家が手掛けるリーズナブルなワイン。いくつかある銘柄の中でもこの『ピュイグロー』は代表作になっています。
5,000～10,000円のおすすめ高級ワイン
1位 カベルネ・ソーヴィニヨン ハッピーキャニオン
ナパ・ヴァレーの高級老舗ワイナリーと肩を並べるカリフォルニアの雄。ゴルフ4大メジャー大会『マスターズ』のクラブハウスで、大会中にオンリストされたワインとして一躍知名度を高めた実力派。
2位 プピーユ
専門家によるブラインドテイスティングで、最後までペトリュスと張り合った伝説のボルドーワインです。人気ワイン漫画『神の雫』にも印象的なシーンで登場して人気を博しました。サステナブルな取組を行っていて、有機農法に加えてシャトー周辺の地域全体にも影響を与えています。
3位 フランチャコルタ ブリュット
『フランチャコルタ』はイタリアで造られている高級スパークリング銘柄です。高級スパークリングワインはシャンパーニュ（シャンパン）一択という状況からから徐々に拡大していて、その中でフランチャコルタが注目を集めています。フランチャコルタはシャンパンと同じ製法でより柔らかな味わいなので、お祝いなどにも重宝します。
4位 シャブリ プルミエ・クリュ フルショーム
プルミエ・クリュ（1級畑）で収穫されたブドウで造られる上級シャブリ。シャブリ地区にある40のプルミエ・クリュの中でも最高クラスの品質を誇るのがフルショームです。
5位 レ・プラント・ド・デュルフォール・ヴィヴァン
ボルドーのメドック格付け2級という華々しい背景をもつシャトー・デュルフォール・ヴィヴァンが造るお手頃銘柄。2級ながら良心的な価格でかつ自然農法を用いています。マルゴーらしい高貴なエレガントさが特徴的な味わいです。
6位 ジュヴレ・シャンベルタン
フランス、ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールで造られる赤ワイン。数多くの特級畑（グラン・クリュ）を擁するジュヴレ・シャンベルタン村のブドウのみを使用し、エレガントながら力強さを備えています。
7位 マルサネ レ・ロンジュロワ
フランス、ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールで造られる赤ワイン。マルサネ村にある畑ロンジュロワのブドウのみ使用。マルサネ村には1級畑（プルミエ・クリュ）や特級畑（グラン・クリュ）がなくマイナーですが、ロンジュロワはその中でも優良な畑として知られています。
8位 セッサンタアンニ
南イタリアの人気ワイナリー『サン・マルツァーノ』が造る、看板ワイン。60年以上の貴重な古木を使用し、その中でも凝縮したブドウをセレクト。樽熟成と相まって力強いフルボディに仕上がっています。2015～18ヴィンテージはいずれもイタリアで最も権威のある評価誌で満点を獲得。
9位 ミッレディ フランチャコルタ ブリュット
『フランチャコルタ』はイタリアで造られている高級スパークリングワインです。シャンパンと同じ製法で柔らかな味わいなので、お祝いなどに重宝です。熟成に効果をもたらす機能と造形の美しい『ピラミッドボトル』に詰められており、空瓶を残される方も多いです。このワインは1000日間の熟成を経ることから『ミッレディ（1000日）』と名付けられました。
10位 バローロ
伝統的な手法を続ける「ピエモンテ（州）の巨匠」のイタリアの偉大なブドウ品種ネッビオーロ種で造られ、かつて王家の所有地だったことから「イタリアワインの王」と称されるようになったのがバローロです。
10,000円～のおすすめ高級ワイン
10,000円を超える高級ワインの売れ筋は、フランスの2大産地ブルゴーニュ、ボルドー産が多くラインナップされています。次いでアメリカ、カリフォルニア州の高級ワインが人気です。
1位 シャトー・ラグランジュ
ボルドー、メドック格付3級シャトー。格付けシャトーでは唯一、日本の企業（サントリー）が所有しています。ワイン造りへの投資によって最新の技術と伝統的な手法の融合が目指されており、深いコクと十分なタンニンが感じられます。
2位 シャトー・カロン・セギュール
ボルドー、メドック格付3級シャトー。品質の高さはもちろん、印象的なハートマークでも人気を集める超有名ワインです。ハートの由来はオーナーだったセギュール侯が、所有していた一級のシャトー・ラフィットよりもこのシャトーを愛したこと。『わが心にカロンあり』という言葉が伝えられています。
3位 シャトー・ダルマイヤック
メドック格付5級シャトー。1級のシャトー・ラフィットやシャトー・ムートンを所有するロスチャイルド家（ロートシルト）が所有することから人気を集めるダルマイヤック。ラベルには酒の神、バッカスが描かれています。
4位 シャブリ グラン・クリュ グルヌイユ シャトー・グルヌイユ
フランスを代表する白ワイン銘柄『シャブリ』のなかでも最上級の特級畑のもの。シャブリに7つある特級畑のなかでも、シャブリ全体の1/4もの生産量を誇るシャブリ・ジェンヌ社のアイコニックな畑がグルヌイユです。
5位 シャトー・ランシュ・ムーサ
メドック格付5級。1級シャトーが3つ所在して人気の高いポイヤック村に所在し、格付けシャトーとしては手ごろな価格ということとあいまって人気があります。2019年は、メモリアルイヤーの特別ボトル。
6位 エール・ダルジャン
メドック格付1級シャトーの『シャトー・ムートン』が造る辛口白ワイン。赤ワインに比べれば値段はお手頃ですが、毎年少量の生産であるためやや希少です。豊かな果実味、樽の風味でとてもゴージャスな味わい。
7位 シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン
メドック格付2級シャトー。1990年代まで低迷を続けていた経緯があり、2級シャトーとしてリーズナブル。しかし格付けシャトーでは珍しく畑でビオディナミ農法を取り入れるなど、実際のワインは2000年代以降着実に改善して2級の名誉に恥じない品質となっており、とてもお買い得です。
8位 ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ クロ・デ・ヴァロワイユ
ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールを使った赤ワイン。ジュヴレ・シャンベルタン村にある一級畑（プルミエ・クリュ）の「クロ・デ・ヴァロワイユ」は、この生産者が単独所有している畑（モノポール）。ストラクチャーのしっかりとしたワインができ、長期熟成するポテンシャルがあります。
9位 シャトー・マルゴー
メドック格付1級のひとつ。1級格付け5シャトー（5大シャトー）のうち唯一マルゴー村に所在しています。メドックのなかでもマルゴー村のカベルネ・ソーヴィニョンから感じられる深いカシスのような風味はマルゴーファンを惹きつけてやみません。
10位 アストラル
5,000～10,000円ランキング1位のスター・レーンが造るフラッグシップのワインです。標高500ｍの畑で収穫された最上級のブドウのみを使用。良年にのみ発表されます。
ブルゴーニュのおすすめ高級ワイン（番外編）
ブルゴーニュのワインは銘柄ごとに少量生産されるため、販売数量の統計では上位ランクされにくいです。しかし、ブルゴーニュワインはその希少さと伝統や個性が相まってワインファンに高い人気があります。そのためブルゴーニュだけをまとめたおすすめワインをご紹介させていただきます。
シャンベルタン
ブルゴーニュのワインは地方名（ブルゴーニュ）の名前が付けられたワイン、その上に村の名前が付けられたワイン、さらにその上に畑の名前が付けられたワインといった風に序列が上がっていきます。その畑にもランクがあり一級畑が上級。最高ランクは特級畑です。最も有名な特級畑はロマネ・コンティ。特級畑のなかでも『シャンベルタン』はとくに重要で人気です。
ヴォーヌ・ロマネ
『ヴォーヌ・ロマネ』は村の名前。ロマネ・コンティなど重要な特級畑を擁するためブルゴーニュの村の中でもとくに人気が高く、格式が高く扱われています。繊細な中に強い骨格があり、ブルゴーニュワインの雄大さを感じることができます。
シャンボル・ミュジニー ヴィエイユ・ヴィーニュ
『シャンボル・ミュジニー』も村の名前です。この村で造られるワインはとくに繊細でエレガントさがあり、ワイン好きの方がブルゴーニュのワインに求める理想の形と表現されることが多いです。
ピュリニー・モンラッシェ 白
ブルゴーニュの白ワインはシャルドネで造られ、その最上級の畑は『モンラッシェ（特級畑）』と言われます。この畑はこのピュリニー・モンラッシェ村と隣の村にまたがって所在することから、この村のシャルドネは高い人気を集めます。
ムルソー 白
ムルソー村には特級畑はありませんが、この村で造られる白ワインは全体的に卓越した品質のものが多いため人気が高いです。白ワインの味わいをボディで表現することはありませんが、仮に表現するならば間違いなくフルボディ。独特のミネラル感がワインの味わいを下支えしていてブルゴーニュワインファンを魅了してやみません。
高級デザートワイン（番外編）
甘口ワインは販売数量こそ多くはないものの、プレゼントなどのシーンでは喜ばれることが多いです。これも個別におすすめのものをご紹介させていただきます。
シャトー・ディケム
ボルドーの貴腐ワイン。ソーテルヌ地区が貴腐ワインの最上級とされていて、この地区と隣の地区のシャトーには格付けが存在しています。15の2級シャトー、11の1級シャトー、そして頂点に唯一の特別1級にされているこのシャトー・ディケムです。
カンテサンス・デュ・プティ・マンサン
フランスの西南地方に独自の製法で甘口ワインを造り、フランス最高と称されるワイナリーがあります。その実力はシャトー・ディケムと並んで称されるほど。
フランスの西南地方に独自の製法で甘口ワインを造り、フランス最高と称されるワイナリーがあります。その実力はシャトー・ディケムと並んで称されるほど。
真冬の夜中に凍ったブドウを収穫し、凍った果汁の水分を残して絞ったジュースをワインにしたアイスワイン。ドイツやカナダの一部で造られたものが有名ですが、温暖化の影響で希少な存在となりつつあります。
