ポリフェノールとは
ポリフェノール(polyphenol)は、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物成分の総称です。
ポリフェノールは、コーヒー酸やタンニン酸などの「非フラボノイド型フェノール」と、カテキンやアントシアニンなどの「フラボノイド型フェノール」に分類されます。
高ポリフェノールワイン おすすめランキングTOP10
ワイン中のポリフェノール含有量を分析検証し、含有量順にランキングにしました。(【】は100mlあたりのポリフェノール含有量)
1位:ドモード モンテプルチアーノ・ダブルッツォ【424mg】
2位:アウスト メルロー ルビコーネ【391mg】
3位:タロ プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア【388mg】
4位:ヴェント 赤 ネーロ・ディ・トロイア【385mg】
5位:アリアニコ・デル・ヴルトゥレ【383mg】
6位:アバイ メルロー【375mg】
7位:370 レグアス ドウロ レゼルヴァ【368mg】
8位:パブロ・クラロ カベルネ・ソーヴィニヨン/グラシアーノ【350mg】
9位:フェウド・アランチョ カベルネ・ソーヴィニヨン【332mg】
10位:パスレル カベルネ・ソーヴィニヨン【321mg】
ポリフェノールの健康効果
ポリフェノールには、健康に良いとされる以下の3つの主要な効果があります。
・抗酸化作用
・抗炎症作用
・抗糖化作用
これら3つが相補的に合わさって、「冠状動脈性心臓病の予防(動脈硬化の予防)」「がんの発生遅延・転移予防」「乳がんの予防」「認知症予防」「アンチエイジング効果」になどに繋がります。
ワインの抗糖化作用とエイジングケアの関係についてはこちらをご覧ください。
ワイン中のポリフェノールの効果
1993年の論文で「フレンチパラドックス」の原因に関する科学的論文が発表されました。
「フレンチパラドックス」とは、通常は脂肪摂取量が多いほど心筋梗塞、狭心症などの冠状動脈性心臓病の発生率が高くなりますが、フランス人は脂肪摂取量が多いにもかかわらず、冠状動脈性心臓病の罹患率が低い現象であること。
その理由が「赤ワインの摂取」でした。フランス人は赤ワインの消費量が高く、赤ワイン中のポリフェノールが抗酸化作用を発揮し、LDLコレステロールの酸化を防ぐことが明かされました。
この発見により、赤ワインはコレステロール対策に有益であることが広まり、日本でも赤ワインの人気が高まりました。
ポリフェノール摂取に効果的な赤ワイン、おいしくて健康的とは一石二鳥ですね。