1. Home
  2. Column
  3. 今月のバイヤーおすすめワイン【2024年12月】
レポート

今月のバイヤーおすすめワイン【2024年12月】

今月のバイヤーおすすめワイン【2024年12月】

ワインの仕入れに欠かせない『バイヤー』。モトックスでは各国・地域ごとの担当バイヤーが日々美味しいワインを選び、仕入れています。
今月テイスティングした中で、バイヤーが「これ、いいな!」と思ったものをコメント付きでご紹介します。

【ボルドー担当バイヤー 】HB オー・バイィ

「HB オー・バイィ」は、シャトー・オー・バイィが手がけるサードワインです。

シャトー・オー・バイィは、著名なメドック地区の南に位置する銘醸地、ペサック・レオニャンにあるシャトーとして知られています。ちなみに、この地域には1級シャトーで名高いオー・ブリオンもありますね。

日本ではシャトー・オー・バイィの知名度はまだ高くありませんが、ワイン業界ではその品質の高さに定評があります。きれいな果実味と滑らかなタンニンが特徴で、とても印象的なスタイルのワインを生み出しています。

その高い品質は歴史も証明しています。
シャトーの格付けが行われた1850年代当時、オー・バイィは当時1級シャトーに認定されたワイン達と同じ価格で取引されていました。

メドックに位置していないという理由で格付けからは外されていますが、格付け自体がワインの取引価格をもとに行われてたことを考えると、オー・バイィも実質的に1級と同じレベルの品質であること理解できます。

近年の品質はどうかというと、例えば2015VTでも高い品質レベルが証明されています。

メドックやペサック・レオニャンが位置するボルドー左岸の2015ヴィンテージを評価した19の評価誌の平均点順位を見てみるとオー・バイィがなんとTOP5にランクイン。

現1級のラフィットや著名なラス・カーズを差し置いての高評価を獲得しています。
事実上の「5大シャトー」です。

各1級シャトーが時価10万円ほどですが、オー・バイィはなんと2.5万円!
知名度が他のシャトーに比べて低いことが功を制し比較的安く抑えられています。

オー・バイィにはセカンドワインもありますが、若くからもオー・バイィのエッセンスを楽しめるように造られているサードワイン「HB」が今回のおすすめワインです。

実は日本でほとんど出回っておらず、生産量は限られており、流通経路も制限されているHBですが、この度モトックスがまとまった量を仕入れることになりました。

ぜひこの機会にご賞味ください。

【日本担当バイヤー】甲州テロワール・セレクション 祝

年末年始に是非オススメしたいのが、勝沼醸造「甲州テロワール・セレクション 祝」です。

「祝」というのは地区名。土地の個性を表現することがテーマのワインですが、その縁起の良い名称からこの時期に非常に人気が高まるワインです。

生産者の勝沼醸造は山梨を代表する甲州のエキスパート。
このワインは勝沼醸造とモトックスが共同開発したプライベート・ブランドです。

甲州ブドウのワインはすっきり爽やかに仕上げることが多いのですが、勝沼醸造では甲州ブドウが本来持つ果皮成分を大切に抽出し、ほろ苦さを出します。

甲州ブドウはグリ系品種(ピンク色の果皮)なので、この果皮の成分も含めて楽しめるのが勝沼醸造のスタイルです。

白桃を想わせるアロマとフルーティな口当たり、後味に感じる仄かなビターさがたまらない一本。

味わいのボリュームとビターなニュアンスが様々なお料理とのマッチングも可能にします。

贈り物としての活躍はもちろんですが、その品質を是非感じて頂きたい当社自慢の甲州です。

【イタリア担当バイヤー】ラ・バンディーナ ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ

毎年高評価獲得のヴァルポリチェッラのお手本!「ラ・バンディーナ」

サンアントニオは1989年設立の4兄弟が運営する、家族経営のワイナリー。

設立から現在に至るまで数々の賞を受賞しており、ヴェネト州のトップワイナリーの1つにまで成長、世界的な人気を誇ります。

「ラ・バンディーナ」は樹齢約40年の単一畑から丁寧に造られます。

チャーミングなラズベリーやカシスのアロマとスパイスやスモークのニュアンスと合わさった華やかなアロマがあり香りだけでも楽しめます。

豊かな果実味とフレッシュな酸、ベルベットのようなタンニンが合わさり非常にバランスのとれた味わい。

寒い夜に暖かい部屋でまったり飲むのにぴったりなワインです!

【Craft Sake担当】雲ノ上 富士山伏流水仕込 特別純米

1830年から100年の歳月をかけて自然ろ過される霊峰藤野伏流水を使用し、酒を醸してきた静岡県 富士高砂酒造。

「雲ノ上 富士山伏流水仕込 特別純米」は旨味ほとばしる山廃造りの味わいです。

【Craft Sake担当】みずのかたち 純米吟醸原酒

日本海に面した富山県の漁師町、黒部市生地地区で生まれた皇国晴酒造。

「みずのかたち 純米吟醸原酒」は新BY(醸造年度)になり瑞々しい味わいになりました。

Craft Sake(クラフトサケ)とは


「Craft Sake」とは、Value&Qualityを理念に掲げるワインインポーター「モトックス」が、ワインビジネスのノウハウと豊富な国際感覚を活かして、想いを同じくする蔵元と協力して開発したお酒です。

ワインのように世界で愛される日本酒をめざしています。

関連リンク:「Craft Sake(クラフトサケ)」特設サイト

一覧に戻る