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ワインのキホン

よく聞くワイン「アスティ Asti」って何?

よく聞くワイン「アスティ Asti」って何?

「アスティ」という白ワインを目にしたことはありませんか?

飲みやすい甘口タイプのようだけど、どんなワイン?
そもそも、アスティって何?
今回は、気になる「アスティ」について簡単にご説明します!

「アスティ」とは

「アスティ」とは、イタリア ピエモンテ州にある、ワイン産地の名前です。また、条件を満たせば、この地域で収穫されたブドウが「アスティ」というワインになります。

ピエモンテ州は、重厚な赤ワイン「バローロ」や「バルバレスコ」で有名なワイン産地ですが、州内の他のエリアでも様々なタイプのワインが生産されています。この記事では、ブドウ品種「モスカート・ビアンコ」で造られる白ワインのアスティに注目してご紹介します。

↓ 白ワイン「アスティ」が生産される、ピエモンテ州の3県(アスティ県、アレッサンドリア県、クーネオ県)

4種類の「アスティ」

ブドウ品種「モスカート・ビアンコ」で造られるアスティは4種類あります。

・アスティ・スプマンテ Asti Spumante
  スパークリング(炭酸)の甘口白ワイン。アルコール度数6~9.5%。

・モスカート・ダスティ Moscato d’Asti
  微発泡性(微炭酸)の甘口白ワイン。アルコール度数4.5~6.5%。

・アスティ・セッコ Asti Secco
  スパークリング(炭酸)の辛口白ワイン。アルコール度数約11%。

・モスカート・ダスティ・ヴェンデンミア・タルディーヴァ Moscato d’Asti Vendemmia Tardiva
  収穫の時期を遅らせ、熟して糖度が高くなったブドウで造る甘口白ワイン。
  ヴェンデンミア・タルディーヴァとは「遅摘み」のこと。アルコール度数約11%。

特にアスティ・スプマンテの生産量は多く、イタリアでは乾杯のスパークリングワインとして親しまれています。またアスティは世界各国に輸出されており、日本でも比較的入手しやすいワインです。

特徴(香り、味わい)

前項でご紹介した4種類のアスティは、すべて「モスカート・ビアンコ」というブドウ品種で造られます。「モスカート・ビアンコ」は、日本では生食用として人気が高い「マスカット」と同じ種類のブドウです。
モスカート・ビアンコは白い花や麝香(じゃこう=ムスク)のような香りを持つとてもアロマティックなブドウで、ブドウ本来の甘味が口いっぱいに広がる甘口スパークリングを造るのに適しています。

アスティは甘みと酸味のバランスが良く、爽やかかつ優しい口当たりも魅力の一つ。完熟マスカットのようなジューシーな味わいを楽しめます。また、一般的な辛口白ワインの度数(13%前後)と比べると、アルコール感も控えめです。

「アスティ」のペアリング(食事との合わせ方)

さて、「アスティ」と食事の合わせ方をご紹介します。

甘口で炭酸入りのアスティ・スプマンテやモスカート・ダスティなら、食前酒として飲んだり、軽い前菜やデザートと合わせたりするのがおすすめです。フルーツサラダやイチゴのケーキ、バニラアイスなどはいかがでしょうか。また、アスティ・スプマンテはフライドチキンとも好相性。ワインの甘味がチキンの旨味を引き立て、泡立ちが口の中をスッキリとさせてくれます。

やや辛口タイプのアスティ・セッコなら、カプレーゼやブルスケッタといったイタリアのシンプルな前菜と合わせてはいかがでしょう。フレッシュなトマトと爽やかなアスティは相性が良く食欲をそそります。チーズ、ナッツ、オリーブなどの定番おつまみもおすすめです。

「天使のアスティ」

最後に、モトックスが取り扱う「天使のアスティ」という名前のスパークリングワインをご紹介します。
ピエモンテのワイナリー サンテロが造る「天使のアスティ」は、アルコール度数約7.5%のアスティ・スプマンテ。控えめのアルコールと優しいブドウの甘みが、多くの人から愛されているワインです。

ラベルには、「天使が象徴する幸せ、喜び、愛、平和のメッセージを、ワインと共に皆さんに届けたい」というワイナリーの想いがこめられています。生産者の温かい気持ちを伝える天使のラベルは、身近な人と共有したくなるデザインです。
また、ワインの渋みや酸味、アルコール感に不慣れなワイン初心者の方にも、甘口タイプの「天使のアスティ」は飲みやすくおすすめです。初めてのワインには、ぜひ「天使のアスティ」を選んでみてください。

いかがでしたでしょうか。
ジューシーで優しい味わいの「アスティ」。お店で見かけましたら、ぜひ手に取って味わってみてくださいね。

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