グラスの洗い方がわからずに、いつの間にか輝きがなくなってしまった...という苦い経験はありませんか?
そんなとき、プロが自宅でやっているグラスの洗い方と拭き方を参考にしてみてはいかがでしょう。筆者も長年実践していて効果は実証済です!
ビールや日本酒などのどんなグラスにも使える(ビールは泡もちの良い状態がずっと続きます!)ので、どうぞご参考ください。3つのコツであなたのグラスはいつもピッカピカ!
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グラスが汚れてしまう原因は?
家庭でグラスが汚れてしまう原因は、
①水道水の成分
②油汚れ
③ひっかき傷
④洗剤の流し残し
が大半です。
これらのダメージは一度グラスに与えてしまうと、リカバリーがすごく(!)大変です。毎日のちょっとした3つのコツでこれらを防げます。
コツ① 『洗わない』こと
「洗ってすぐに拭かないくらいなら、洗わない方がマシ」です。
ワインを飲んで気持ちよくなっていると、グラスを洗うのはツイツイ面倒くさくなってしまうもの。そんな夜は、そのままぐっすり寝てしまうのがおすすめです。グラスなんて洗わず放置しちゃいましょう。
洗って拭かずに寝てしまうのが、グラスにとって最もダメージです。濡れたままのグラスを放置すると、水道水の水に含まれる成分が固って水滴汚れが残ります。クエン酸を入れた水に浸すと軽減できますが、完璧に取り去ることはできません。それに酔ってグラスを割ってしまったら、元も子もありません。ワイングラスは翌朝起きてから昨日のことを思い出しながら洗いましょう。そして、洗ったらすぐに拭き上げることが大切です。
グラスの中にワインが残ったまま朝まで放置しても、グラスが傷むことはありませんのでご安心ください。ワインの飲み残しは固まりますが、水ですすげば落ちますし、落ちにくい場合でもぬるま湯を使えば落とせます。
コツ② 『グラス用、食器用のスポンジを分ける』
次に大切なのは、グラス用と食器用のスポンジを分けておくことです。ちょっと面倒ではありますが大切で、理由は2つあります。
一つ目の理由は油汚れ。グラスは油分を嫌います。食器を洗うスポンジには、どんなにきれいに使っていても必ず油が付着してしまうもの。だからグラス用にスポンジを一つ用意しましょう。
二つ目の理由は、食器用スポンジについているザラザラ面がNGなこと。これはグラスの表面に無数の見えない小さな傷をつけてしまいます。なので柔らかいスポンジだけを使って洗うようにします。細かい傷は修復できません。その傷に汚れが入るとグラスを曇らせてしまいます。
グラス用のスポンジを簡単に手れる方法
グラス専用に作られているスポンジを購入することが理想的なのですが、グラス用のスポンジは手軽に入手する方法もあります。
写真のようなネットに入ったスポンジ、見かけませんか?コンビニやスーパーで手に入ります。まわりの白いネットは固いので、ハサミで切って取ります。中身の柔らかいスポンジ部分だけを使う方法ならスポンジが汚れてきても気軽に交換できるのでとっても便利ですよ。
ザラザラ面のない、グラス用のスポンジを使いましょう。
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コツ③ ふきんも『グラス用、食器用で分ける』
グラスを拭き上げるのに、グラス磨き専用に作られた製品を使うことは理想的です。
①繊維片がグラスに残らない
②濡れたグラスを滑らせて拭きやすい
③吸水性がよい
というのがグラスタオルの条件。でも家庭であればある程度妥協して大丈夫です。もっとも大切なことはスポンジと同様、「ふきんを食器用と分けておく」ってことです。
お皿を拭くふきんにはやはり油分がついてしまうので、グラス用のタオルは食器用と分けて準備しておきましょう。スーパーに売られている布の「ふきん」はおすすめです。柔らかくて、吸水性があって実用的。少し繊維片が付きますが、グラスに傷がつけないことと、拭きやすい点で優れています。繊維片が気になる方には、プロ向けのグラスタオル『バーディ』をおすすめします。
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ワイングラスの洗い方
水ですすぐ
最初に水ですすぎます。使った翌日など、時間が経ってから洗う場合はグラスに残っていたワインの飲み残しが固まっていると思います。水ですすいで落ちにくい場合は、ぬるま湯ですすぐか、ぬるま湯をグラスに入れて3分ほど放置すると落ちやすくなります。
スポンジに洗剤をつける
スポンジは先に書いた通り、食器用と別にグラス用を使い分けましょう。洗剤は一般的に市販されている食器用洗剤で大丈夫です。泡立てたらグラスを洗っていきます。
ボウル部分を洗う
スポンジをボウル内部に入れて内側をこすります。飲み口、ボウルの外側も丁寧に。安全に洗うコツは、ボウルを手で包むように持って洗うこと。こうすることで手から滑り落ちるのが防げます。
ステム(脚)と台座を洗う
ボウル部分に持ち替えて、ステム(脚)と台座を洗います。ステムは繊細で折れることがあります。スポンジを強く握りすぎないように。
すすぐ
洗い残しはグラスの曇りにつながります。洗剤が残らないようにすすぎましょう。
水を切る
洗い終わったら水を切ります。このまま拭くのを忘れると水道水の成分でグラスに白い水玉になってしまいます。水が滴らない程度に切れたらすぐに拭きましょう。
ワイングラスの拭き方
グラスタオルの持ち方
ワイングラスを拭くときは、食器用のふきんとは別にグラス用のタオルを使うようにしましょう。食器用ふきんの油が移ってしまうのを避けるためです。タオルを縦2つ折りにし、隅を親指でひっかけて持ちます。そうするとこの後の仕事が早いです。
台座をもちます
台座をもってグラスを回し、台座を拭きます。
ボウルとステム(脚)を拭きます
台座を拭いたら、持ち手をボウル側に持ち替えてボウル、ステム(脚)を拭いていきます。タオルの片側をボウルの中に入れて、内側・飲み口(リム)・外側を拭きあげましょう。台座を持ったままボウルを拭くと、ステム(脚)が折れます!注意してください。
水滴が残っていないか最終チェック
最後に拭き残りがないかチェックしましょう。
ワイングラスの保管場所
グラスの保管方法には、2つのポイントがあります。
①安全に保管できること
②匂い移りしないこと
です。
安全に保管できること
グラスを安全に保管するには、扉のついたキャビネットの中が理想的です。事故や地震対策に滑り止めシートを敷いておいてもよいでしょう。使用頻度が高くないグラスの場合は正箱に入れたまま重ねて保管してOKです。
グラスは匂い移りしやすいもの。グラスの匂いはワインの香りを台無しにしてしまいますから、キャビネットや箱から出して使う際は一度水洗いします(たいていの匂いは洗えば消えます)。
グラスに匂いがつきにくい場所
安全性とは相反することですが、扉のない場所で保管れば匂い移りがありません。
使用頻度に応じて扉のない場所と、扉付きの場所を使い分けるのがおすすめです。うまくバランスをとって、自分に合う保管方法を探るようにしましょう。
参考までに筆者の場合、
扉なしの場所に普段使いの2脚。時々使うものは扉付きの全てキャビネット内。滅多に使わない(けど断捨離できていない)特殊なグラスやデキャンタは正箱のままコンテナボックスに入れてベランダ保管しています。
ワイングラスを洗うときのコツまとめ
- 洗ったらすぐに拭く(拭かないなら洗わない)
- スポンジはグラス用と食器用を分ける。ザラザラを使わない
- タオルも食器用と分ける
以上を守って使っていただくと、グラスはいつまでも輝きを失うことがないと思います。ワイングラス以外のコップでも使える方法ですのでご参考いただけたら幸いです。
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