月が美しく輝く 最高区画から生まれたワイン / セレニータ ニット
スペインのカタルーニャ州モンサン地区で作られる赤ワイン。山に囲まれた盆地モンサンは長くスペイン最貧地域だったことが功を奏し光害とは一切無縁。ディット・セリェールのフレッシュ感は午後になると地中海から山を越えて吹き降ろす風と、カルシウムの小石と粘土からなる土壌にあるテロワールでもたらされます。この土壌はモンサンでも限られた地区だけに存在しています。
味わいはモンサンらしい力強さと凝縮感を持ちながらも、繊細で女性的なニュアンスがあります。野イチゴやサクランボ、アジアのスパイス、果物のコンポートなどの香りと味わいが楽しめます。肉料理やチーズなどと合わせるとより美味しくなります。
セレニータシリーズ、オレンジワインもあります。
満月に遠吠えする狼 / シャトー・シャントリュヌ
シャトー・シャントリュヌは、フランスのボルドー地方のオー・メドック地区にあるプライベート・シャトー。オーナーは、ボルドー格付け3級のシャトー・カントナック・ブラウンの醸造長であるジョゼ・サンファン氏です。彼は自らの手でブドウの選果や醸造を行い、高品質なワインを造り出しています。
“シャントリュヌ=月に歌う”という名前は、質のよいブドウを得るために月が残る夜明け前に収穫することにちなんでいます。サンファン氏は、木製品の作り手だった前オーナーが満月の日に木を切って仕事していたことから、月夜に働く姿をオオカミ例えてラベルのモチーフにしました。
味わいは、カシスやブラックベリーのような豊かな果実味とスパイスやハーブの香りが特徴です。凝縮感がありながらもバランスが良く、滑らかなタンニンと長い余韻が楽しめます。
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山の月 / ルナ・ディ・モンテ
イタリアのトスカーナ地方で造られる白ワイン。使用するブドウ品種はシャルドネ、グレケット、トレッビアーノで、ステンレスタンクで熟成させます。バナナ、栗、香草などの華やかな香りと、フルーツ感たっぷりの厚みのある果実味が特徴です。フレッシュな酸と硬質なミネラルも感じられます。
ルナ・ディ・モンテとはイタリア語で「山の月」という意味。夏の夜に畑を歩くと見える美しい光景を、このワインの味わいが思い起こしてくれることから。
おぼろ月夜 / ルナ コンティ・ゼッカ
イタリアのプーリア州サレント地区で造られる白ワイン。コンティ・ゼッカというワイナリーは、500年にわたるワイン造りの歴史を持ち、プーリアの高品質なワインのパイオニアとして知られています。
ルナ コンティ・ゼッカは、マルヴァジーア・ビアンカとシャルドネのブレンドで、オーク樽で醗酵と熟成を行っています。そのため、輝きのある黄金色になり、バナナやジューシーなパイナップル、バニラやナッツの香りがします。味わいはボリュームがあり、キリッとしたミネラル感と柑橘果実の酸味がよいバランスです。
ラベルには、コンティ・ゼッカの家紋と「LUNA」という文字が描かれています。LUNAとはイタリア語で「月」を意味します。ラベルのデザインはシンプルですが、エレガントで上品な印象を与えます。
アポロラベル / シャトー・カルルマニュス 2019
フランスのボルドー地方のフロンサック地区で造られる赤ワイン。このワインは、メルローを主体にカベルネ・フランをブレンドし、オーク樽で12カ月以上熟成させています。そのため、ふくよかで滑らかな口当たりとしっかりとした果実の味わいが特徴です。
このワインのラベルは、オーナーのアルノー・ルー・ウリエ氏が自らデザインしています。彼はワインだけでなく、アートにも情熱を持っており、毎年異なるラベルを作っています。2019年のラベルは、1969年にアポロ11号が月面に着陸してから50周年という節目を記念して、月面と宇宙飛行士、地球が描かれています。
ニュースリリース:アポロ11号の月面着陸から50周年を記念して描かれた記念ラベル!「シャトー・カルルマニュス 2019」新発売
三日月 /Michikake 純米原酒
現存する最古の清酒酵母と最古の種麹を使用して造られている日本酒です。味わいはブドウやマスカットのような果実の香りと、ヨーグルトのような乳酸系の旨味が特徴です。複雑で不思議でありながら、酸の高さが全体をまとめてドライに感じられます。
ラベルには、「Michikake」という文字と月の満ち欠けが描かれています。月は太古の昔から人間に影響を与える神秘的な存在であり、このお酒も飲むほどに奥行きの広がる新たなイメージを楽しめるということを表現しています。
ニュースリリース:現存する最古の清酒酵母と種麹を使用!若竹屋酒造場「Michikake 純米原酒」新発売
宵浅い時刻から西の空に見える半月 / 原田弦月 無濾過純米吟醸 原酒
山口県周南市のはつもみぢ酒造が造る日本酒です。このお酒の特徴は、青リンゴのような豊潤な香りと、爽やかで飲みやすい口当たりです。柔らかい甘みが後味に残り、バランスの良い味わいです。常温や軽く冷やして飲むのがおすすめです。
「弦月」とは弦を張ったような美しい形から来た半月の別名のことです。
この月はまだ宵浅い時刻から西の空に見え始めます。
この凛と輝きながら澄み切った柔らかさのある月への形容がまさに「原田弦月」の味わいです。蔵元から徒歩10分ほどでたどりつく瀬戸内徳山湾の島々を望み、その向こうに見える弦月をラベルに表現しています。
いかがでしたか。「月ラベルのワイン」がみなさまの日々に少しでも輝きを与えてくれますように。