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まるで本物!?ノンアルコールワインの魅力。おすすめワインテイスト飲料7選

まるで本物!?ノンアルコールワインの魅力。おすすめワインテイスト飲料7選

最近ではお酒を飲まない人や飲めない人でもお酒の雰囲気を楽しめる飲み物が増えてきました。アルコールを控えたいときや家事の合間のリフレッシュなど、楽しみ方が多様化する中で、気軽に楽しめるワインテイスト飲料の魅力をご紹介します。モトックスがおすすめするブランドの情報も。

ノンアルコールとは

「ノンアルコールワイン」のことを知る前に、そもそも「ノンアルコール」の定義ってなんでしょうか?

酒税法の観点からみた場合の話ですが、「お酒」はアルコール分1%以上の飲料と定義されます。ですからアルコール分を含まない、もしくはアルコール度数が1%未満の飲料を「ノンアルコール」と呼ぶことができます。

実際には最大0.999…%以下のアルコールが含まれていることがあります。「ノンアルコール」とはいえ運転前などの場合には、飲みすぎに注意が必要です。例えば0.5%を2杯飲んだら、アルコール1.0%を1杯飲むのと同じことになるからです。

運転などに影響がないのは『0.00%』

『0.00%』の表示がある製品は、運転前や妊娠中のような場合でも安心して飲むことができます。この水準であれば100杯飲んでもアルコール1.0%を1杯飲んだことにもなりませんし、その前にお腹いっぱいになりますからね。

0.00%の『ノンアルコール飲料』とは

『ノンアルコール飲料』は「酒類の広告審査委員会」が定めている酒類業界の自主基準で、
『アルコール度数0.00%で、味わいが酒類に類似しており、 20歳以上の者の飲用を想定・推奨しているもの』とされています。
ノンアルコール飲料の製品には0.00%の表示があり、実際の度数は0.005%を下回っている必要があります。

ノンアルコールワインとは

話を再び「酒税法」に戻します。
「アルコール1%未満の飲料」はお酒になりませんので、1%未満(0.999...)のワインを『ノンアルコールワイン』と呼んで差し支えありません。

大手ネット通販サイトや実店舗の店先で「ノンアルコールワイン」というコーナーを目にすることがあると思います。ここでは1%未満のものが販売されているはずです。しかし実際に並んでいる商品をよく見ると、『ワインテイスト飲料』と表記されていることが多いです。

ワインテイスト飲料とは

正式な定義はありません。
しかし多くの場合「ノンアルコール」がアルコールが全く含まれないわけではないという誤解を生まないように「ワインテイスト飲料」という言葉が使われます。また、本物のワインと差別化する意味合いを持たせる意味合いもあります。ワインテイスト飲料は風味を本物に似せて、通常のワインとは違う製法でできた飲料だからです。

「ワインテイスト飲料」は、ワインの風味を大切にしながら『脱アルコール』などの方法でアルコール分を抑えて造ります。技術進歩のおかげでアルコールが1%未満であること以外は通常のワインに近い複雑な味わいや香りを楽しめるようになってきました。

ノンアルコール・ワインテイスト飲料
「ノンアルコール飲料」と同じように0.00%の表示(実際は0.005%未満)ができる製品に記載されている場合が多いです(定義がないので、そうでない場合もあります)。

ワインテイスト飲料
0.005%以上~1%未満のものに記載されることが多い(こちらも正式な定義はないので、製品によりバラつきがあります)です。アルコールによる体の負担を少なくしたい日などにはぴったりですが、運転前などの飲用には度数を確認する必要があります。

「アルコール代謝にかかる時間」の参考記事⇩

ワインテイスト飲料の『ノンアルコール』表記には注意が必要

ワインテイスト飲料の場合「ノンアルコール=0.00%」の自主基準が全ての製品に当てはまるわけではありません。例えばビール系飲料の場合は、「ノンアルコール・ビールテイスト飲料」ほぼすべての国内メーカーが0.00%の条件を満たしていますが、ワインテイスト飲料の場合は例えば0.5%でも「ノンアルコール」と記載している場合があります。

これはワインテイスト飲料に輸入品が多いことが背景にあります。日本の基準はあくまで「自主基準」で、海外のメーカーや日本の輸入元・代理店の考えによって『ノンアルコール』の判断基準が異なるからです。ですからワインテイスト飲料のアルコール含有量は購入時にボトルを見てよく確認するようにしてください。

アルコール0% > アルコール0.0% > アルコール0.00% 小数点以下の多い方が含有率は低くなりますのでご参考に。

ワインテイスト飲料の製法

ワインテイスト飲料の製法には大きく分けて2種類あります。一つはアルコールを生成させない造り、もう一つは本物のワインからアルコールを除去する造りです。この二つの方法はハイブリッドすることもできます。

アルコールを生成させない方法

凍結などにより果汁から甘味を取り除く、ワインに近い味わいにするために苦みや酸味などの成分を添加する、乳酸醗酵などのアルコールが発生しにくい醗酵によって果汁の風味を変化させて商品化するといった方法がとられます。少し話が反れますが、天然のブドウジュースには自然に起きる醗酵により極微量(0.0%以下)のアルコールが含まれることがあります。

脱アルコール製法

まず通常の方法でワインを造り、発生したアルコール分を除去します。除去技術にはいくつかありますが、代表的なものは以下の三つです。

蒸留法(減圧蒸留法)
減圧しながら加温して蒸発したアルコールを除去します。低温で行う蒸留により、ワインの風味を保ちながらアルコールを除去できます。

逆浸透法
特殊な膜(半透膜)を使用してワインからアルコールと水を除去します。そのあと水だけを再度加えて製品にします。

揮発性物質回収法(スピニング・コーン・カラム法)
遠心力を使ってワインとアルコールを分離します。一緒に分離される香り成分は集めることができ、これだけを戻して製品にします。

これらの方法でアルコールを除去すると、ワイン本来の味わいや風味は残されることが多いです。

ワインテイスト飲料と天然ブドウジュースとの違い

アルコールが極微量という意味ではワインテイスト飲料とブドウジュースには違いがないのでは?と疑問をお持ちになるかもしれません。しかしあなどるなかれ。ノンアルコール飲料は『味わいが酒類に類似』しており『20歳以上の者に推奨』しているという点でジュースとは異なります。その他にも、

原料
ワインテイスト飲料は主にワイン用のブドウ品種が原料なのに対し、ブドウジュースは食用のブドウでも造られる

製造方法
ワインテイスト飲料はワインの味わいに近づける工夫がされているのに対し、ブドウジュースはブドウを搾ったそのままである(余談ですが天然果汁には自然醗酵の影響で0.0%以下のアルコールが含まれる場合があります)

味わい
ワインテイスト飲料にはワインのようなコクと酸味がありますが、ブドウジュースは果汁の自然な甘さや風味が前面に出ている

という違いがあります。

おすすめの『ワインテイスト飲料』

ピエール・ゼロ

南フランスのワインテイスト飲料メーカー「ピエール・シャヴァン社」のフラッグシップブランドです。ワインに限りなく近い風味を表現しています。

ピエール・ゼロ シリーズのトップキュヴェで、アルコールは0.5%未満です。

ピエール・ゼロ は、シリーズ全アイテムがスピニング・コーン・カラム法での脱アルコールですアルコールは0.1%未満です。

ソバー

ドイツワインの巨匠「アーネスト・ローゼン」が造るリースリング種100%のワインテイスト飲料です。
リースリング種特有の酸味とミネラル感、そして自然な甘みの上質なワインを減圧蒸留法で脱アルコールしています。

アルコールは0.5%未満です。

  • SOBR Riesling
    ドイツ
    ドイツ
    • 2021

    Weingut Dr. Loosen

    ヴァイングート・ドクター・ローゼン

    SOBR Riesling

    ソバー リースリング

    750ml, 2,200 yen

    こちらの商品は現在取り扱いがございません

  • SOBR Riesling with bubbles
    ドイツ
    ドイツ
    • 2021

    Weingut Dr. Loosen

    ヴァイングート・ドクター・ローゼン

    SOBR Riesling with bubbles

    ソバー リースリング ウィズ バブルス

    750ml, 2,600 yen

    こちらの商品は現在取り扱いがございません

関連コラム

参考
e-GOV/法令検索/酒税法 第二条/2023.12.28閲覧
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=328AC0000000006

引用
酒類の広告審査委員会/酒類の広告・宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準/『ノンアルコール飲料関係』/2024.2.8閲覧
http://www.rcaa.jp/standard/non-alcohol.html

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