海を眺めながら木陰で涼み、ワインを傾けながらのランチ。海辺のBBQエリアで家族や友人とわいわいワインを楽しむ。夕暮れの海辺で1人ワインを片手に黄昏る...。
これらが私の好きな、海の楽しみ方である。
北海道生まれの私が、ハワイと沖縄で暮らした20代。その経験は、確実に海を身近なものにしてくれた。私にとって海は、わざわざ泳いだり、マリンスポーツを体験しに行く場所ではなく、いつもそこにあり、“眺めるもの”となった。
東京で暮らす今でも、外の空気が熱を増し、太陽の光が頬に刺さるのを感じると、私は途端に海が恋しくなる。そう、この季節。折りたたみチェア、携帯スピーカー、そしてワインを持って、「さあ、海辺へ出かけよう!」
ワインは何を持っていこうか。天気の良い夏の海辺で飲みたいのは、冷えた白ワイン。“冷えた状態”で持っていくのが望ましい...。そんな時に便利なのは缶ワイン。ここ数年の間に身近なワイン売り場で様々な缶ワインを見かけるようになった。ガラス瓶よりも軽く、リサイクル率も高い缶容器は、SDGS(持続可能な開発目標)の観点からも必要とされ、今後も増えていくのだろう。
アメリカはカリフォルニア州に位置するワイナリー、『アイアンストーン・ヴィンヤーズ』は、持続可能な農法として注目されるサステーナブル農法を実施している。彼らの造る白ワイン『オブセッション・シンフォニー』は缶容器を採用していて、アウトドアを楽しむときに最適だ。
シンフォニーというアメリカ原産の品種を主体に造られたこのワインは、マスカットの華やかなアロマに少しスパイシーな風味が特徴的で、海辺で味わうと、まるで南国のプライベートビーチでひと時を過ごしているかのような感覚に陥る。
これだけで充分ハッピーだけれど、更に完璧な空間にするために欠かせないのは、もちろん大好きな音楽だ。
ジャック・ジョンソン
合わせたい音楽は、ハワイ生まれのミュージシャン、ジャック・ジョンソン。
オアフ島出身でプロのサーファーだったジャックは、怪我によりサーファーとしての道を断念。その後、以前から趣味であったギターにのめり込み、音楽の才能を開花させた。
大学では映像を学び、制作したサーフ・ムービーは高い評価を得ている。
そんな彼の生み出す音楽は、まさにオーガニック・ミュージック。爽やかで暖かく、心地良い風が吹き抜けるような彼の音楽は、いつでも私の元へ、波の音や海の香りを運んできてくれる。
海辺で缶ワイン『オブセッション・シンフォニー』を楽しむ。そこにジャック・ジョンソンの音楽が加われば、そこはもう完璧な楽園。
視覚、嗅覚、味覚、触覚、そして聴覚の全てが心地の良いバランスで満たされ、それはまるで、ワインと料理のペアリングでいうところの「補完」のペアリングのようだ。
補完のペアリングとは、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の五味を、お互いが補い合いバランスを保つペアリングを意味する。例えば「塩味」と「旨味」の強いチーズに「甘味」と「酸味」が特徴的なワインを合わせるように。
五味ではなく、五感を満たす、『オブセッション・シンフォニー』と『ジャック・ジョンソン』そして、『海』のペアリング。日々生活を送る中、疲れた心身を癒すのにぴったりの合わせ方だ。さあ、楽園はすぐそこに...!
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白
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2020
Ironstone Vineyards
アイアンストーン・ヴィンヤーズ
Ironstone Obsession Symphony 375ml Can
アイアンストーン オブセッション シンフォニー (375ml缶)
375ml, 700 yen
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