ロエロの地で初めてスパークリングワインの生産を行った造り手の一つ「デルテット」
ロエロ地区の中心地、カナーレの町でカルロ・デルテット氏が1953年に創業し、親子4世代に亘り、ワイン造りを行っています。現在は21ヘクタールの畑を所有しロエロを中心に畑を所有しています。また、バローロや瓶内二次醗酵のスプマンテ造りにも挑戦しており常に新しいものを取り入れようとする革新的な考えを持っています。デキャンター誌でもHighly Recommendedと評価されるなど注目度の高いワイナリーです。
現オーナーの父、アントニオは地域で初めてスパークリングの生産を行った人物の1人で、当時は誰もこの地のメトド・クラシコのポテンシャルを信じていませんでした。そんな中でも、彼は自身の情熱に従い、決してモチベーションを失いませんでした。彼の多大なるはたらきのおかげで現在のDeltettoが存在しているといっても過言ではありません。
ネッビオーロ100%で造ることへのこだわり
「スプマンテ メトド・クラッシコ ロゼ・ド・ノワール エンネ 2017」のラベルの「N」は、ネッビオーロを表しています。1980年代に現オーナーの父アントニオが初めてスパークリングの生産を試みた際、彼はすでに自身の畑で栽培していたネッビオーロを使用することにしました。
その後、ピノ・ネロとのブレンドを行っていた時期もありましたが、家族のスパークリング生産の原点に立ち返り、現在はネッビオーロのみでの生産を行っています。また、デルテットが生産するアルタ・ランガではピノ・ネロとシャルドネを使用しているため、一方の「N」ではより土地のユニークさを表現したいという想いもあります。
瓶内二次発酵42か月の長期熟成で生み出されるクオリティ・スプマンテ
「スプマンテ メトド・クラッシコ ロゼ・ド・ノワール エンネ 2017」は、オーク樽醗酵8か月、瓶内二次発酵42カ月という、長期の熟成期間を経て出荷される、瓶内二次発酵のスパークリングです。同じピエモンテで生産されるアルタ・ランガや、シャンパーニュの規定と比較しても、かなり長期間の熟成を経て出荷されます。
また栽培・醸造には細心の注意を払い、家族経営の小規模生産者にしては珍しく、最新鋭の醸造設備を多数取り揃えています。これはひとえに、生産過程の全てに目を配ることで、生産量に関わらず最高クオリティのワインを人々に届けたいという想いが表れています。
商品情報
スプマンテ メトド・クラッシコ ロゼ・ド・ノワール エンネ 2017
・産地:イタリア ヴィーノ・スプマンテ・ディ・クワリタ
・ブドウ品種:ネッビオーロ 100%
・アルコール度数:12.5%
・味のタイプ:ロゼ泡 辛口
・容量・入数:750ml×12
・希望小売価格:4,700円(税別)
・発売時期:2022年5月下旬
コメント
瓶内二次発酵で造られるロゼ・スパークリング。ラズベリーやスミレ、パンの皮などの複雑なニュアンス。滑らかなタンニンとのバランスが良く、洗練された長い余韻が楽しめます。