Craft Sake
株式会社後藤酒造店
山形県
手造り感と最先端の技術によりコンペでも高評価を得る蔵
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- 山形県東置賜郡高畠町大字糠野目1462
「天明」の名が刻まれた什器が蔵に
天明創業以来、古い伝統を守りながら蔵人たちの田でとれた契約米を中心にこだわり純米酒・純米大吟醸酒等の高品質のお酒を提供し続けてきました。
「天明八年創業」とは、蔵にあった古い什器を入れ替えた際、什器に刻まれていた「天明」の文字が発見され、この時期にはすでに酒造業を営んでいたことが分かったためです。
現在、蔵で醸すすべての酒は特定名称酒となりり、代表銘柄の『辯天(べんてん)』は七福神の中で音楽や芸能を司る女神「辯才天」に由来しています。
創業者の初代後藤卯左衛門が現在の蔵の地で酒造業を始めるにあたり、京都の神祇官より蔵近くで「辯才天」を祀る奥津島神社に由来した「辯天」を名乗ることを許されたことに由来します。
以来蔵のメインブランドを「辯天」とされています。
「辯天(べんてん)」、そして 「べんてん 山羽音 -さわね- 」
後藤酒造店の代表銘柄『辯天(べんてん)』は七福神の中で音楽や芸能を司る女神「辯財天(べんざいてん)」に由来しています。
創業者の初代、後藤卯左衛門氏が当地で酒造業を始める際、京都の神祇官から蔵近くで「辯財天」を祀っている奥津島神社に由来した「辯天」を名乗ることを許されたことが起源です。
以来、銘柄名を「辯天」としてきました。
モトックスと後藤酒造店が共同開発した新たなお酒には、蔵元が元来大切にしてきた銘柄に畏敬の念を込めて、「べんてん」としました。
また「吟醸王国」山形 = ”山形”、“奥羽”の酒の雫が「辨財天」の弾き語る琵琶の”音”のごとく、口中をころころ転がるイメージを基に、「べんてん 山羽音 -さわね-」と名づけました。
豪雪・極寒の地域
後藤酒造店は、山形県米沢市にほど近い東置賜(ひがしおきたま)郡高畠町にあります。
そこは山々に囲まれた置賜盆地にあたり、県内でも一、二を争う豪雪・極寒の地域です。
積雪量が多い一方で盆地ならではの寒暖差と豊かな雪解け水は、さくらんぼ・りんご・ぶどうなどの良質なフルーツそして米を育んでくれます。
1800年後半には、当時世界各国を旅したイギリス人女性旅行家イザベラ・バードによって執筆された1880年出版の「日本奥地紀行」の中で、実り豊かで美しい置賜地区は「エデンの園」、「東洋のアルカディア(理想郷)」とも評されています。
「少量多品種」、「手造り」と「新技術」へのこだわり
2017年現在の生産量は約600石。主に蔵人たちの田んぼでとれる契約米を中心に使い、純米酒・純米大吟醸酒を造っています。
また、酒造好適米にこだわり、少量の小仕込みに徹して高品質のお酒を醸しています。
現在後藤酒造店で造る日本酒は全て特定名称酒です。
オールステンレスの麹室
数年前に改装された麹室は、壁・天井ともにオールステンレス。
清潔な状態を保つことができ、雑味のないクリーンな味わいの酒を造ります。
酒質向上のための最新設備をここ数年でどんどん取り入れ、その成果が酒に表れてきいると評判も上々です。
最高賞トロフィー&ゴールドメダル
時代に合った高品質の酒造りに取組み、数々の鑑評会で優等賞を受賞しています。
近年では、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2017 大吟醸の部で最高賞トロフィー&ゴールドメダルをW受賞しました。
2017年 インターナショナル・ワイン・チャレンジ2017(イギリス) 大吟醸の部 最高賞【大吟醸トロフィー】受賞
2017年 全米日本酒歓評会 純米酒の部 最高賞 グランプリ(大賞)受賞
2018年 インターナショナル・ワイン・チャレンジ2018(イギリス) ゴールドメダル受賞
2019年 Kura Master(フランス) 金賞受賞
2020年 Kura Master(フランス) プラチナ賞受賞
2020年 全米日本酒歓評会 ゴールドメダル受賞、蔵元最高賞【エメラルド賞】受賞
2021年 インターナショナル・ワイン・チャレンジ2021(イギリス) 部門最高賞【古酒トロフィー】受賞
2021年 全米日本酒歓評会 ゴールドメダル受賞
寒仕込みの「べんてん山羽音 純米吟醸」
冬はほとんど毎日の零度近くなる寒冷な気温で、ゆっくりと醗酵が進んでいく寒仕込み。
「吟醸王国山形」と呼ばれる「おだやかな香り、スッキリとした飲み口、コクのある旨味純米吟醸酒」を表現したお酒です。
山形県の酒造好適米「出羽の里」を使用し、一回火入れで瓶詰後、低温瓶貯蔵によりまろやかさを引き出しました。
皆さまに親しんでいただけるように、べんてんさんのお顔をモチーフにしたラベルにしました。