- ドイツ フランケン
シュロス・ゾンマーハウゼン
Weingut Schloss Sommerhausen
芳醇な香りとテロワールの魅力がキラリ!
フランケン屈指のワイナリー
シュロス・ゾンマーハウゼンの設立は1435年、最も古い畑の歴史は記録される限り1114年まで遡ります。そして、1551年以来シュタイマン家により運営されてきました。以来、フランケン最良のワイナリーの一つとして知られ、この美しいゾンマーハウゼンの地で15世代に亘り今日まで偉大なワインを造り続けています。
現当主マルティン・シュタイマン氏は自然の力を信じ、自身の情熱、忍耐力をもってワイン造りを行っています。ブドウは最高の状態で収穫され、特に甘口ワインは美しい金色に輝く果汁が瓶詰めされます。畑の総面積は22ヘクタール。シルヴァーナやリースリング等の伝統的な品種に加え、ピノ・ブランや、ピノ・グリ等のブルゴーニュ品種にも目を向け、様々なブドウを栽培しています。畑は概ね急斜面にあり、収穫されたブドウは最新の醸造技術により、クリーンで、果実味が豊かでやわらかく、且つ、ボディのあるワインになります。
15世紀に遡るお城
情熱の人、マルティン・シュタイマン氏
■15代目当主、マルティン・シュタイマン氏
穏やかな人柄と笑顔が魅力のマルティン・シュタイマン氏は、生まれながらの醸造家です。「私は幼い頃から自分が将来ワインメーカーになることを知っていました。それは両親に強制されたからではなく、ワインに携わるということを特別意識して決断した訳でもありません。ただ他の何かになりたいと思ったことがないのです」と語ります。
フランケン地方の代表品種、シルヴァーナ はシュロス・ゾンマーハウゼンでも象徴的な品種ですが、シュタイマン氏が密かに愛するのはリースリング。それは子供の頃の感動がもとになっています。4歳のある日、父親がひと口飲ませてくれたリースリング トロッケンベーレンアウスレーゼの1976年。類い稀な偉大なヴィンテージであるこの年のワインは、4歳の子供をも虜にしました。今でもあの日の感動を鮮明に覚えており、その火は消えることなく、今日のワイン造りのモチベーションになっているのです。
オーナー兼醸造家 マルティン・シュタイマン氏
多くの品種に挑戦し可能性を追求
■フランケン
6000ヘクタールのブドウ畑が広がるフランケンは、「マイン川、シルヴァーナ種、石灰質土壌」に代表されます。ジューシーなシルヴァーナ種のワインはこの地方の象徴と名声の元であり、ボックスボイテルという特殊な形のボトルでフランケンのワインは直ぐにそれと分かります。
フランケンではまた、リースリング、シュペートブルグンダー、ショイレーベ、ミュラートゥルガウ・・・といった品種も栽培されていますが、それらは常にフランケンの最上の畑で栽培されています。
■シュロス・ゾンマーハウゼン
マルティン・シュタイマン氏は、総面積20ヘクタールの畑からなんと60種類以上のワインを造りだしています。栽培品種は多種に及び、シルヴァーナ、ショイレーベの他にリースリング、オーセロワ、ピノ・グリ、ピノ・ブランといったアルザスの品種も栽培しています。畑は、複雑な土壌を読み、細かい区画に分けたものから、昔ながらの混植を残している部分まで様々。
伝統に留まらず、新しい品種にチャレンジして独自のスタイルを築き上げています。
急斜面の畑
領主から受け継いだエステイト
フランケン地方/ゾンマーハウゼン
自社畑:20ha
ゾンマーハウゼン最古の畑という記録が残っているほど歴史ある畑を所有。
この地方はリヒテン-シュペックフェルト領として、オランダ系の貴族リヒテン-リンブルク家により統治されてきました。18世紀にシュタイマン家がリンブルク家のエステイトの管理を始め、後に同家の断絶を経て、城、畑ともに、正式にシュタイマン家が購入することになりました。
■100%、シュタインバッハ
「ショイレーベ トロッケン Q.b.A. キャスパーズ88」は、100%銘醸畑「シュタインバッハ」のブドウを使用しています。
フランケンで3本の指に入る注目の造り手
■アイヒェルマン 4つ星
フランケンでも3本の指に入る、と言われるマルティン・シュタイマン氏のシュロス・ゾンマーハウゼン。ドイツのワインガイド「アイヒェルマン」で4つ星を獲得しています。