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フランス
フランス ボルドー

シャトー・デスミライユ

Chateau Desmirail

不遇の時代を経て、蘇ったシャトー

銘家リュルトンによって息吹を吹き返す

17世紀末、ジャン・デスミライユ (Jean Desmirail)氏が、銘家のローザン家の女性との結婚に際に土地を受け取り、自身名を付けたのがシャトー・デスミライユの始まりです。そして、1855年の格付けの直前に、シャトー・マルゴーのエステイトマネージャーであったシピエール(Sipiere)氏が購入します。

20世紀の初めには有名な作曲家、メンデルスゾーン氏の甥から、北部フランスの事業家、マルシャル・ミシェル(Martial Michel)氏という所有者を経て、第二次世界大戦前にシャトー・パルメに売り渡されます。

18世紀のシャトーの建物 18世紀のシャトーの建物

シャトー・パルメが何年が所有した後、1980年に数多くのシャトーを所有していたルシアン・リュルトン氏が買い取ります。そして、1992年、彼の10人の子供の一人、ドゥニ・リュルトン氏に引き継がれました。同氏は、シャトーの将来を見据えつつ、畑の改良や醸造設備の近代化に資本を投下しています。

手の行き届いたセラー 手の行き届いたセラー

所有面積

37ha

年間平均生産量

100,000本

醗酵にはステンレス、木製の両方が使われる

メドック格付け3級であるデスミライユは銘酒街道と言われる2号線沿いという、恵まれた立地にあります。マルゴー地区の中心よりやや北、カントナック村の南側に位置しています。

 

バラ色の大理石でできた壮麗な正門の奥には、18世紀の優美な邸宅と、19世紀末期によくみられたメドック式の醗酵室が控えています。

 

メドック特有の砂利質の土壌の割合が高い為、特にカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に向く為、栽培比率は、カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー29%、プティ・ヴェルド1%と、カベルネの比率が高めです。収穫は60人ほどで行われます。

 

醗酵は、木製とステンレス製のタンクを両方利用。熟成前の11月に、コンサルタントにジャック・ボワスノ氏を迎えブレンドが行われます。その後、10〜14ヶ月熟成、オーク樽(新樽比率40%)にて熟成されます。

 

【シャトーのランナップ】

イニシャル・ド・デスミライユ(Initial de Desmirail)は主に若木の区画で採れたブドウで造られるセカンドワイン。また、国によって、同ワインの別ラベル、シャトー・フォンタルネイ(Château Fontarney)と、オリジン・ド・デミライユ(Origine de Desmirail)も販売されています。

 

他にシャトーがオー・メドックの区画から作る、オー・メドック・ド・デミライユ(Haut Medoc de Desmirail)や、ル・ロゼ・ド・デミライユ(Le Rose de Desmirail)が造れています。