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- フランス ボルドー
シャトー・バタイエ
Chateau Batailley
ボルドーの名家、ボリ・マヌー家のフラッグシップ5級シャトー
100年戦争にちなんで『バタイエ(=戦い)』という名がつけられたシャトー
メドックでも最も歴史の古いシャトーのひとつであるシャトー・バタイエは、ボルドーの大手ネゴシアンのひとつであるボリ・マヌー(Borie-Manoux)社のオーナー、カステジャ( Casteja)家のフラッグシップワインです。
シャトーの名前は『バタイエ(Bataille)=戦い』という意味の名前なのですが、1453年頃、100年戦争の戦いが今日のシャトーの畑や敷地の辺りでも繰り広げられたことに由来しています。この戦いでフランス軍は隣接するシャトー・ラトゥールをイギリスより奪還して、アキテーヌ地方の歴史のターニングポイントになりました。その戦いから数年後、シャトーの畑にブドウの樹が植えられ始めました。
シャトー・バタイエの庭は19世紀に、ナポレオン3世の庭園を設計したジャン=ピエール・バリエ=デシャン(Jean-Pierre Barillet-Deschamps)氏によってデザインされました。そして同じくナポレオン3世が制定した1855年のメドック格付けによってバタイエは5級シャトーに選出されたのです。
1942年に一部の畑が分割されてシャトー・バタイエと、シャトー・オー・バタイエになりました。
100年戦争の戦いの跡でもあるシャトー・バタイエ
所有面積
57ha
年間平均生産量
250,000~300,000本
平均樹齢
40年
レ・フォール・ド・ラトゥールの隣に位置する畑
シャトーはポイヤックの南の端、レ・フォール・ド・ラトゥールの北隣に位置しています。57haある畑は砂利質と珪質。栽培ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%。
発酵はステンレスタンクにて15~20日間かけて行われ、その後、新樽比率55%の樽にて、16~18か月熟成されます。
荘厳なシャトーのセラー
『伝統的』と評されている
シャトー・バタイエはポイヤックの個性が強く表現され、クラシックでしっかりとした骨格を持つワインを造るシャトーです。金のラベルが印象的。