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フランス
フランス ボルドー

シャトー・グラン・ピュイ・デュカス

Chateau Grand Puy Ducasse

栽培ブドウをじっくり見直し、大きく転換してきているシャトー

大手金融機関、クレディ・アグリコールの資本の入ったシャトー

18世紀、有能な弁護士であったピエール・デュカス(Pierre Ducasse)氏が、自身が相続または購入して取得した土地をまとめ、同一の名前の元、ワイナリーをまとめていきました。1797年に彼が亡くなるまで、もう少し土地を買い足したり、交換したりしています。

 

彼の息子が引き継いだ時には畑は60ha(うち2/3が畑)になっており、デュカス・グラン・ピュイ・アルティーグ・アルノー(Ducasse-Grand-Puy-Artigues-Arnaud)と呼ばれていました。

 

1971年には、新しいグループがシャトーを買い取り、改革に乗り出します。2004年には、フランスの大手金融機関のクレディ・アグリコールの子会社CA Grands Cruがシャトーを購入し、大掛かりな改革が続けられています。ちなみに同社は、シャトー・レイヌ・ヴィニョー、シャトー・メイネイも所有しています。

1820年に建てられたシャトー 1820年に建てられたシャトー

所有面積

40ha(敷地全体は59ha) ※2019年時点

年間平均生産量

100,000~120,000本 ※2019年時点

アンジェリュスのユベール・ド・ブアール氏がコンサルタントを行う

シャトー・グラン・ピュイ・デュカスの畑を構成するのは、ポイヤックで最良のテロワールに位置する3つの区画です。北の区画はムートンとラフィットの畑に近接、中央はグラン・ピュイと呼ばれる場所でグラン・ピュイ・ラコストの近く、南の区画はバタイエに近いサン・ランベールの台地に、それぞれ位置しています。18世紀にピエール・デュカス氏が自身の取得した土地をまとめた為に、このように3つに分かれています。

 

長年の研究の末、近年になって畑の再編を行い区画ごとに理想的な品種が栽培されるようになりました。栽培比率は62%がカベルネ・ソーヴィニヨン、38%がメルローです。※2019年時点

 

熟成は新樽比率40%で、18ヶ月行われます※2018年時点。コンサルタントをシャトー・アンジェリュスのオーナー、ユベール・ド・ブアール(Hubert de Bouard)氏が行っています。

シャトーのラインナップ

シャトーでは、ファーストワインに加えて、セカンドワインとして、プレリュード・ア・グラン・ピュイ・デュカス(Prelude a Grand-Puy Ducasse)を造っています。

 

フランス語で『序曲』という意味の『プレリュード』と名付けられているのは、それは、このセカンドワインが是非、ファーストワインへのいざないとなれば、という思いからです。シャトーの若木から採れたブドウを中心に造られています。