- フランス ボルドー
シャトー・コス・ラボリ
Chateau Cos Labory
コス・デストゥルネルとともに管理されていたシャトー
『コス(小石の丘)』に位置するシャトー
シャトーの名前は『小石の丘』を意味する『Caux(コー)』という場所と、1820年代から1840年代に最初のオーナーとなった、フランソワ・ラボリ(Francois Labory)氏の名前に由来しています。
1845年にデストゥルネル(d'Estourunel)家が購入、1852年にコス・デストゥルネルと共にイギリスの銀行家、チャールズ・マーティン(Charles Martyns)氏に売却されますが、その間はコス・デストゥルネルと一緒に管理されていました。 1930年代にアルゼンチンのジョージ・ウェーバー(George Weber)氏の所有となり、1959年には娘と、娘婿のフランソワ・オードワ(Francois Audoy)氏に引き継がれ、そこから現在に至るまでオードワ家が所有しています。 オードワ家が所有になってから、70年代には大掛かりな改装、大規模な設備投資が行われ、最新のテクノロジーが導入されました。2000年より、彼らの二人の息子のうち長男のベルナールがシャトーを運営しています。
コス・デストゥルネルのすぐ向かいにシャトーは佇む
社長:ベルナール・オードワ(Bernard Audoy)氏
所有面積
18ha
最新設備に刷新
18haの畑は砂利質土壌の丘に位置しており、水はけ良好です。それぞれの区画に合わせた品種を栽培しています。また、比較的成長のゆっくりな台木を使い、株密度を高く(8,700本/ha)しています。
栽培ブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー35%、カベルネ・フラン5%
空からシャトーの畑を望む(※右下がシャトーの建物)
少しずつ技術改良に投資をしてきました。大変近代的な醸造施設とセラーには大きな投資を行いました。ワインは熟成に向くべきだが、同時に若いうちから楽しめるスタイルであるべき、と考えているので、果実味を大事にする為発酵を低温で行っています。温度管理されたタンクで発酵を行い、熟成はオーク樽(新樽比率:50%)にて。
最新設備の揃ったセラー
【シャトーのラインナップ】
ファーストのシャトー・コス・ラボリに加えて、主に若木のブドウから造られたセカンドワイン、シャルム・ド・コス・ラボリ(Charme de Cos Labory)を造っています。
シャルム・ド・コス・ラボリの使用ブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%。平均樹齢は15年で、熟成に2年使用済樽を使用しています。
また、シャトーはすぐ北にシャトー・アンドロン・ブランケというシャトーを所有しており、コス・ラボリの弟分の様な存在です。
(平均生産量)シャトー・コス・ラボリ 100,000本
シャルム・ド・コス・ラボリ 30,000本
セカンドのシャルム・ド・コス・ラボリ