- フランス ロワール
リズ・エ・ベルトラン・ジュセ
Lise et Bertrand Jousset
自然に寄り添い、ポテンシャルが最大限に表現されたシュナン・ブランを生み出す二人
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- Les Toisieres F-21190 Monthelie
2004年、若き夫婦の情熱が生んだワイナリー
2004年、リズとベルトラン・ジュセ夫妻によって設立されたワイナリー。二人はシュナン・ブランへの情熱と自然への想いを共有しています。当初から耕作は馬で行うなど、自然に優しい栽培を行っています。また、人的介入を極力抑えた醸造を行いながらも、クリーンな味わいのワインを生み出しています。
畑作業をする馬
共通の信念をもち、二人三脚でワイナリーを営む夫婦
リズは二オール出身。農家の家庭で伸び伸びと育ちました。フランスやイギリスのレストランで働いた後、2010年にフランスの若手ソムリエ・コンクールで1位に輝き、ベルトランと出会います。
ベルトランはシャルトル出身。6年間、軍人として働いた彼は、ブドウ栽培に興味を持ち、ミッシェル・オジェ氏やクリスチャン・コサール氏の元でワイン造りを学びました。
リズ&ベルトラン・ジュセ夫妻
自然と共存し、"生きたワイン"を
"自然との共存"は、ワイナリーにとって非常に重要なテーマです。
ワインが持つ個性やテロワールを表現するために、シンプルなアプローチを徹底して行います。いきいきとしたワインを生み出すために、畑では下記の状態を保つことを大切にしています。
- 微生物の活動が活発な土壌。
- ブドウの樹が健康的でいきいきとしていること。
- 植物や動物がバランスよく生息していること。
土にダメージをもたらす除草剤や肥料、環境を汚染する農薬や殺虫剤などは一切使用しません。
2015年からビオディナミを実践。常に環境と対話しながらワイン造りへのアプローチを試行錯誤しています。その一つが、ワイナリーのフラグシップであるクロ・オ・ルナール。この区画では、トラクターなども含めた一切の機械を禁止し、人と馬、手押し車のみでブドウを管理し、非常に素晴らしいワインを生み出しています。
畑
シュナン・ブランの可能性を引き出すモンルイ・シュール・ロワール
ロワール川を挟んでヴーヴレ対岸に位置しており、トゥファと呼ばれる石灰の混ざった粘土質の土壌が存在します。シュナン・ブランは非常に注意しなければ個性に欠けるワインになることもあるブドウ品種です。ロワール川の恵みを受けたこの土地では、非常に表情豊かなワインが甘口から辛口、スティルからスパークリングと様々なスタイルのワインが、それぞれの個性や表情を携えて生み出されます。シュナン・ブランを愛するリズとベルトランの二人にとって、モンルイ・シュール・ロワールにワイナリーと居を構えることは当然の選択だったのです。
シュナンブラン
人的介入を極力抑えた醸造
自然との共存を最大限に尊重する彼らのセラーでは、人的な介入を極力抑えたアプローチが実践されています。
・重力をもちいた果汁に優しいアプローチ
・果実味とアロマを維持する、優しくゆっくりとした圧搾
・ブドウに自然に付着している土着酵母で醗酵
・SO2の使用は非常に微量
状態を注意深く見極めながら、ワインが自然に再成長していく環境を整えることによって、生き生きとした素晴らしいワインに仕上がるのです。
セラー
シュナン・ブランの魅力が詰まった商品群
■プルミエ・ランデヴ(ヴァイン・ド・フランス)
「初めての出会い」と名付けられたワイン。ワイナリーにとって初めて造ったワインであり、毎年新たな発見をさせてくれる大切な存在。
■クロ・オー・ルナール モンルイ・シュール・ロワール
トラクターを含む一切の機械の立ち入りを制限した古木の区画。人と馬、手押し車のみでブドウを管理する、ワイナリーの哲学が詰まった一本。
【"Exilé" "エグジレ”シリーズ】
ワイナリーが買いブドウで造るナチュラルワイン。ブドウが産地を離れ、二人の求めに応じてセラーにたどり着く様子から名付けられました。ワイナリーと同じ哲学を共有する生産者と協力し合い、二人自身が収穫も厳しく監督しています。悪天候に悩まされることの少なくないモンルイ・シュール・ロワールで、自社畑の枠を超えて、素晴らしいワインを持続的に作り供給していくこと目指したプロジェクトです。
■エグジレ ブラン
■エグジレ ブラン ペティヤン(泡・王冠)