- ウルグアイ カネロネス
プロジェクト・ナッカル
Proyecto Nakkal Wines
新鋭のワインメーカーがタッグを組んだ注目のプロジェクト!
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- 会社:Baltasar Brum 838, Las Piedras, Canelones, Uruguay ワイナリー: Camino Gomensoro S/N esq. Camino Pisano. El Colorado, Canelones, Uru
世界のトレンドを取り入れたモダン・ミニマリスト
2020年にウルグアイの若手のワインメーカー二人が設立させた自然派ワイナリー。二人はワイン学を大学で共に学びながら、別々のワイナリーで経験を積んでいましたが、ナチュラルなワイン造りを実践したいという想いを持ち続け、小さなプロジェクトを開始しました。
有機栽培されたブドウのみ(認証なし)を使用して自分達が本当に作りたいワインを造ることを決意します。当初は生産量がたった3000本のみでしたが、現在は3万本まで生産量を伸ばして、ブラジルやアメリカ、イギリスなど多数の国への輸出に成功し、高い評価を得ています。若手ワインメーカーとしてウルグアイ国内のみならず、世界でも注目を集めるコンビです。
若手ワイン・メーカーのサンティアゴ氏(左)、ニコラス氏(右)
ワイナリー名の由来
プロジェクト名前にもある「ナッカル」はギリシャ神話に登場するアトランティスの守護者であるナッカルの戦士から由来しており、彼らは物事を成り行きに任せることの力を信じていました。この哲学が、ウルグアイで自然派、そして最小限の人的介入によるワインを生産するワイナリー、プロジェクト・ナッカルの礎となっているのです。
シンプル ペット・ナット
ウルグアイで有機栽培へ挑戦
プロジェクト・ナッカルの畑では、認証取得中のサステナブルなブドウ栽培を実践しています。また、100%有機栽培への移行も進めており、数年前には耕作放棄地を買い戻すなど、地域の環境にも貢献できる責任のある農業を遂行していきたいと考えています。また、同社ではカネロネスのテロワールを最大限に表現したワインを世に送り出したいと考えており、雨の多いウルグアイの特性が出るよう、「糖度がやや低く・フレッシュでストラクチャーを感じる」ブドウ栽培を心がけています。
畑の様子
ナチュラルなワイン造り
ワインメイキングは非常にシンプルで野生酵母のみで醗酵。清澄剤やフィルターを使わず、微量の亜硫酸のみを使用。雨の多いウルグアイではブドウの糖度が高くならないのを逆手にとった低アルコールでフレッシュなスタイルの自然派ワインが特徴となっています。
また同社ではワインはデザインするものではなく、「理解」することという想いでワイン造りに取り組んでいます。自然というのはブドウに様々な特徴を与えます。その特徴を理解した上で、ブドウがなりたいワインを造るのが彼らの信条なのです。
パンプ・オーバー(攪拌)の様子