- スペイン カナリア諸島
スエルテス デル マルケス
Las Suertes del Marques
スペイン最果ての火山列島で生まれる
美しく滑らかな地ブドウワイン
最高樹齢200年に達する圧巻のブドウ畑
カナリア諸島テネリフェ島北部、デイデ山の裾野から北の海岸に広がるバリェ・デ・ラ・オロタバD.O.の地に、2006年に設立された家族経営のワイナリー。降雨量は少ないが、西からの湿った貿易風により湿気が保たれる産地で、世界でほぼ唯一と言われる「コルドン・トレンサド(編み込み仕立て)」と呼ばれる珍しい仕立て方法が見られます。「コルドン・トレンサド」はブドウ栽培に適した狭い斜面を効率良く活用し、強風からブドウを守るため、新梢を前年までの枝に巻き付け、平均で3-4メートルから長いものは15メートルまで伸ばしていく仕立て方法です。ワイナリーは最高樹齢200年に達する貴重な畑を所有し、伝統の仕立て方法で育てられた地品種のリスタン・ブランコとリスタン・ネグロから、人的介入を可能な限り控えた美しく滑らかなワインを生み出しています。数々のワイン評価誌やテイスターも実力を高く評価するワイナリーです。
独特の仕立て方法「コルドン・トレンサド」
アフリカ大陸の西に浮かぶ魅惑の火山列島カナリア
スペイン本土から約1,000キロ、アフリカ大陸モロッコの西に浮かび、3,000万年前に噴火した火山を基礎に7つの島から構成されるカナリア諸島。かつて新大陸との航路の中継地点であった歴史から、ワイン造りが盛んになった火山列島です。中でもスペイン最高峰のデイデ山(標高3,718メートル)を有するテネリフェ島には、その多様な気候から狭い島内に5つのD.O.が存在します。フィロキセラは発生しておらず、常識では考えられないほど樹齢の高い古木も残る、奇跡のようなワイン産地です。