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フランス
フランス ラングドック&ルーシヨン

ドメーヌ・ポール・マス

Domaines Paul Mas

「日常の中に感動的なワインを」

★ポイント★
1.ドメーヌ集合型組織_17のドメーヌの集合体
2. 新世界的な発想で造られる旧世界ワイン
3. 環境価値が高いワイナリー (HEV3)

『伝統』と『革新』の融合。カリスマオーナーが一代で築いた大規模スターワイナリー

カルカッソンヌ近郊ペセナスで1892年からブドウ栽培を行ってきたマス家。

現在のオーナー、ジャン・クロード・マス氏が2000年にドメーヌ・ポール・マスを設立しました。

豊富な国際経験と鍛え抜かれた鋭い味覚、そして伝統にとらわれない革新的なアプローチで生み出されるワインは絶大な支持を呼び、ラングドックのスターワイナリーへの駆け上がりました。

 

■ワイナリー規模:

 所有ドメーヌ数:17 / アぺレーション数:21 / 取り扱いブドウ品種数:50 / 自社畑規模:950 ヘクタール / 契約畑:1500 ヘクタール / 年間生産本数:2500 万本 / 輸出実績:81 カ国

 

■サステナブル&有機への取り組み

 自社畑は全てHVE3認証 / ツバチの保護活動 / 自社畑の30%が有機認証

 

 

輝かしい業績の数々!

「高品質かつヴァリュー・ワインである事」。一見矛盾するその哲学を成し遂げ、設立から10年を経て2006年にはワイン業界から初の快挙となる「最優秀国際起業家」(米アーンスト&ヤング)、2008年には「ニュー・ウェーヴ・オブ・ザ・ワイン」としてフランスの明日を担う30人の醸造家に(仏L’EXPRESS誌)、そして同年、ワイナリー・オブ・ザ・イヤー(英ガーディアン紙)を受賞するほどの生産者へ躍進。現在も常に進化を続ける注目の生産者です。

また2015年には、DRINKS INTERNATIONALによる「世界で最も称賛されているワインブランド(The World's Most Admired Wine Brands 2015)」で、シャトー・ムートン・ロートシルトなど世界的な銘醸シャトーと肩を並べて堂々の16位にランクイン!名実ともに世界トップクラスのワイナリーであることが証明されました。

 

 

 

■その他輝かしい受賞歴:

 2024年| フランス・ベスト・プロデューサー (ムンダス・ヴィニ)

 2021年| フランス・ベスト・プロデューサー (ムンダス・ヴィニ)

 2020年| ヨーロピアン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー (ワイン・エンスージア スト)

 2020年| プロデューサー・オブ・ザ・イヤー (ベタンヌ・ドソーヴ)

 2020年| フランス・ベスト・プロデューサー (ムンダス・ヴィニ)

 2019年| フランス・ベスト・プロデューサー (ムンダス・ヴィニ)

 2017年| フランス・ベスト・プロデューサー (ムンダス・ヴィニ)

 2015年| ザ・ワールズ・モースト・アドマイヤード・ワイン・ブランド 16位(DRINKS INTERNATIONAL)

 2013年| ワイナリー・オブ・ザ・イヤー (ソムリエ・チャレンジ・インターナショナル・ワイン・コンペティション)

 2008年| ワイナリー・オブ・ザ・イヤー (ガーディアン)

 

 

 ■ジャン・クロード・マス氏の来歴:

 ~旧世界と新世界の両方での実績。生産者でありながら、国際マーケットを熟知~

 1964 |ラングドック地方のペズナス出身のワイン生産者の元に生まれる

 1982 |アストン大学(英)でマーケティングと情報システムのMBAを取得

 1988 |マイアミでワインビジネスに携わり、新世界の成功の軌跡を体感する。

 1992 |William Pitters Group(ボルドー)の輸出マネージャーとして国際ワイン市場を経験する
 1996 |Domaine Virginie(ラングドック)のコマーシャル・ディレクターに就任
 2000 |ドメーヌ・ポール・マスを設立し、35haの畑を受け継ぐ
 

オーナー ジャン・クロード・マス氏 オーナー ジャン・クロード・マス氏

1.品質追及型の組織モデル:「ドメーヌ集合型組織」

ドメーヌ・ポール・マスは一つの大規模ワイナリーではなく、多数のドメーヌの集合体という組織モデルで、オーナーのジャン・クロード・マス氏が全体を指揮しています。

 

このような特殊な形態をとることで、下記のような効果が生まれています。

 1.各ドメーヌのテロワールやノウハウといった個性が尊重され引き立つ

 2.個性やノウハウがシェアされることで全体にシナジー効果が生まれ、全体が高いレベルで統一される

 3.高水準の施設やロジスティクス、マーケティング等を共有することで固定費をさげ、対品質面で驚くべき価格で提供することができる

 

さらに、ジャン・クロード・マス氏はこの形態を最大限に機能させるために、積極的に高い品質の新ドメーヌや畑の購入も継続的に行っています。

品質を最大限に高める努力と素晴らしいワインをなるべく手に届く価格で提供する努力を、組織の仕組みという観点からも行っているのがドメーヌ・ポール・マスの強みです。

 

組織イメージ 組織イメージ

2. 新世界的な発想で造られる旧世界ワイン

 

ポール・マスでは、新世界の発想を取り入れ、「より良い旧世界ワイン」を実現しています。


【旧世界ワイン】

歴史や伝統、テロワールの概念が浸透しており洗練された味わいである反面、伝統がある分変化を生み出しにくかったり、飲み手にも知識が要求されたり、なにより価格が高くなる傾向にあります。

【新世界ワイン】

まだ発展途上にあることから、産地のイメージやテロワールの概念が旧世界ワインと比べると弱い反面、新しいアイデアや技術にオープンで比較的手ごろな価格で提供されるという強みもあります。

 

ポール・マスでは、新世界の発想をとりいれることで、フランスという伝統産地で足かせになっている「技術や変化への柔軟性」「飲み手への伝わりにくさ」「価格の高さ」を解消しています。

結果として、手に届く価格で、飲み手に感動を与えるようなフランスワインを生み出しているのです。

 

【具体的例】

 ■トワベー・エ・オウモン・リムー・ブラン

 《読み手がイメージしやすい名前》

  ・III3 = レベル 3(トップキュヴェ)

  ・B(ベー)=バリック。樽熟成
  ・オウモン=黄金という名のワイン名
  ・リムー=産地名
 《醸造:名にこだわらず、実をとった選択》

  ・熟成:約半分は仏産オーク熟成、残りの半分はアメリカンオーク熟成。

  ・高度な醸造施設の採用

 《ボトル&ラベル》

  ・ボトル:
   エンブレム付の重厚なボトルがクラス感と伝統の印象を与える
  ・ラベル
   プロファイルを説明。
 《味わい》
   まるでムルソーを彷彿とさせる、凝縮感とエレガンスを併せ持つ高級感のある味わい。
 
このように、リムーという非常に歴史のある産地の個性は引き出しつつ、見せ方や醸造を工夫することで、飲み手に寄り添った高い品質のワインを生み出します。
 

3. 環境価値が高いワイナリー (HEV3&蜜蜂保護)

 

環境の持続可能性は、ポール・マスが長い間熱心に取り組んできたテーマです。

全ての所有畑でHVE3認証(環境認証では最高レベルの認証)を取得、さらに内30%はオーガニック認証を取得しています。


HEV3 認定について: 


・フランスの農水省による環境認証(環境価値重視)

・ブドウの栽培から瓶詰まで多角的なサステナブルなアプローチを求め、レベル1~最高基準のレベル3までの段階に分かれている。

・4分野について設定された細かな指標をクリアする必要

  「生物多様性の保全」

    農地における生物多様性の割合や、環境を守るための取り組みを評価

  「植物保護戦略」

    農薬の使用量や種類を管理し、環境への影響を最小限に抑える方法を評価

  「肥料管理」

    化学肥料や有機肥料の使用量、施肥方法が適切に管理されていることを評価

  「水資源の管理」

    灌漑の効率化や水の使用量の削減、水資源の保護に関する取り組みを評価

 


また、個別の取り組みとして、ミツバチの保護活動も精力的に行っています。


 “Bee Friendly” プロジェクト


 ■概要:養蜂家と共に、畑に設置された巣箱でミツバチにとって安全・快適な環境を提供する保護活動。

 ■意義:ミツバチは生物多様性に非常に大きな役割を果たしています。

     植物界の花粉媒介の大部分を担っており、人間の食糧生産にも関わる非常に重要な存在です。一方で生物として弱い存在で、保護なしでは死んでしまう割合も少なくありません。


 ポール・マスではミツバチを保護するだけでなく、彼らが生み出す蜂蜜の採集や、ワイナリー併設のレストランで提供する野菜畑での花粉媒介などワイナリーにもメリットをもたらしています。


その他の活動例:


・プラスチックや段ボール等、生産過程で生まれる廃棄物の87%をリサイクルしており、年間総重量は年間190トンにも及びます。

 ・”Birth of a vine” プロジェクト

 ブドウの木の植樹の前にひまわりの木や麦を5年間栽培します。土壌に無理を強いるのではなく、休息を与えることで活性化を促します。収穫された苗は地元の農家や馬の飼料として活用されます。

 


「これらの活動はまだ始まりにすぎない」とオーナーのジャン・クロード・マス氏は話します。

 

 

ラングドックの多様性

●ラングドック地方の魅力
一つの地方としては世界で最大のブドウ畑(※)を抱えるラングドック地方は、ひと括りにするにはあまりに多彩なテロワールと気候(海洋性気候、地中海性気候、大陸性気候)が混在し、各地域から収穫されるブドウはそれぞれ特有の個性を持つ、ヨーロッパの中でも、とてもエキサイティングな地域の一つ。
冬が寒く夏は暑いこの地域は、ワイン造りには理想的な場所です。また、様々な風が吹くのも特長:山風は北西から吹く冷たく乾いた風『タラモンタン』、海風は南から吹き暖かく湿った風『ル・マリン』、そして北から強く吹く『ミストラル』です。

特に山風の冷たく乾いた風『タラモンタン』と『ミストラル』はブドウが過熟することを防ぐと同時に、ブドウを乾かすことで病気のリスクから守ります。これにより、ラングドック地方は、化学肥料を使用する必要性が他のエリアよりは圧倒的に少ないため、有機栽培に非常に向いた産地になっています。

 

・ペズナス/モンペリエ周辺 「温暖で乾燥」

 日照量が多く温暖な海の影響でブドウが良く熟すが、一方で冷涼で乾燥した山風「タラモンタン」と「ミストラル」がブドウを冷やし、乾燥させる。このため、凝縮度の高さがありつつ過熟していないバランスが良く複雑なワインが生まれる。

 域内の所有ワイナリー:ドメーヌ・ポール・マス / シャトー・ポール・マス / シャトー・マス・デ・タンヌ / アステリア等

 

・リムー 「冷涼」

 ローマ時代から銘醸地として有名なエリア。他のエリアより標高が高く、良い日当たりと冷涼な気候を有する。 また山々が暑い海風を防ぐ。ピレネー山脈の影響で夜間の気温が低く、湿度もシャルドネやピノ・ノワール等の品種に特に適し、泡も有名。近年はブルゴーニュの高騰により、「ポスト・ブルゴーニュ」の一つとしても人気。

 域内で清算されるワイン例:トワベー・エ・オウモン、プリマ・ペルラ

 

 

土質も様々 土質も様々

テロワールの個性を表現する「ドメーヌ・シリーズ」」とブレンドによりコストパフォーマンスの高い「シグニチャーシリーズ」

「ドメーヌ集合型」という独自の組織形態を持つポール・マスは17の独立したドメーヌと、複数のブランドを所有しています。

それぞれのドメーヌはジャン・クロード・マス氏の指揮のもとノウハウや施設が共有され、テロワールの個性が表現されたプレミアムワインを生み出しています。一方で、ドメーヌやテロワールといった枠にとらわれず、テーマに沿って最高のコストパフォーマンスを目指して造られたブランドは「シグニチャーシリーズ」と呼ばれています。

 

 

《ドメーヌ・シリーズ》_テロワールの個性が表現された高品質なドメーヌが生むプレミアムワイン

 

~ペズナス・モンペリエ周辺~

 ■ドメーヌ・ポール・マス:マス家のオリジン

 ■シャトー・マス・デ・タンヌ:ビオロジック

 ■シャトー・ポール・マス:マス家のファースト・ワイン

 ■アステリア

~テラス・デュ・ラルザック~

 ■シャトー・クレ・リカール:ユニークな土壌。まるでシャトーヌフ・デュ・パプ

~リムー~

 ■トワベ―・エ・オウモン:冷涼な気候が生む「ポスト・ブルゴーニュ」

 

 

 

《シグニチャー・シリーズ》_枠にとらわれず、ブレンドによって最高のコストパフォーマンスを目指す

 

■ラ・フォルジュ・エステイト カテゴリー:【凝縮度×複雑さ】

 「果実味と骨格がしっかりした、近代的なスタイル」

シリーズ:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー&ヴィオニエ,シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニョン・ブラン,ゲヴュルツトラミネール

■コーテ・マス カテゴリー:【単一品種×熟度】

 「南フランスの恵みをゆったりと味わう国際品種の宝石箱」

シリーズ:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー,シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニョン・ブラン

■レ・タンヌ・オクシタン カテゴリー:【単一品種】

 「人気の国際品種をリーズナブルなお値段で」

  シリーズ:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、オーガニック赤&

■クロード・ヴァル(赤&白)/ カテゴリー:【低価格×ブレンド】

 「この価格でこれ以上旨いワインは造れない!」圧倒的コスパを誇るブレンドワイン。

■プリマ・ペルラ / カテゴリー:【スパークリングワイン】

  「“プリマ・ペルラ“=始まりの泡」

  シリーズ:ブラン・ド・ブラン シャルドネ、クレマン・ド・リムー ロゼ

■セリグラフィワイン(ラベル直接印字技術)

     ・ル・ロゼ&ル・ブラン

  ・プリマ・ペルラ・セリグラフィ