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スペイン ガリシア

アデガス・バルミニョール

Adegas Valminor

“海のワイン”
リアス・バイシャスの伝統と革新の造り手

“常に先駆者であること”を目指す品質志向のワイナリー

アデガス・バルミニョールは1997年に「伝統とテクノロジーの融合」を掲げて設立された、進取の気質に満ち溢れたワイナリーです。アルバリーニョ種から造られる爽やかな白ワインで人気のリアス・バイシャスD.O.の中でも、最もポルトガルとの国境に近いオ・ロサルというサブリージョンに位置しています。設立当初から最新設備の導入に非常に熱心で、品質重視の姿勢から常に高い評価を集めるリアス・バイシャス屈指の造り手です。

 

総面積34ヘクタールの畑はこの地方では比較的大規模になりますが、200以上の契約栽培農家と育むブドウは全て手摘みで収穫し、驚くほど丹念にワイン造りが行われています。また、国際的に人気の高いアルバリーニョ種に加え、他の地品種を守る意識も強く、栽培面積が減少している希少な地ブドウの栽培にも積極的です。テロワールに対する深い愛情と自信に溢れたワイナリーです。

 

■艶やかなアロマとミネラル感

リアス・バイシャスD.O.で造られるブドウ品種は約95%がアルバリーニョです。中でも豊富なミネラルを含む土壌から生まれるバルミニョールのアルバリーニョは非常にクリーンで、ピュアな果汁から得られる芳醇なアロマと美しい酸味が特徴的です。

ワイナリー正面 ワイナリー正面

ガリシア・ベスト・ワインメーカー選出の実力派

1986年にレケーナワイン醸造・ブドウ栽培学校の醸造学部を卒業。2003年には国際社会科学協議会にてワインマーケティング・醸造学・ブドウ栽培学の修士号を取得しました。2007年にはガリシアソムリエ協会よりガリシア・ベスト・ワインメーカーに選出された実力者であり、ガリシア州の5つのD.O.のうち4つ(リベイロ、リベイラ・サクラ、モンテレイ、バルデオラス)にてテイスティング委員を務めた経歴の持ち主です。

 

アルバロ・ブエノ氏によって手掛けられたワインは国内・国外問わず多くの品評会で評価を得ており、ガリシア州政府公認のコンクールでは、300以上のガリシアワインの中からベスト・ガリシア・ワインに選ばれています。近年では、ガリシア州内の4つのD.O.で有名ワイナリーのコンサルタントを務めています。

醸造家 アルバロ・ブエノ氏 醸造家 アルバロ・ブエノ氏

地ブドウへのこだわり

5つのサブリージョンを有するリアス・バイシャスD.O.のなかでも、バルミニョールが位置する南部オ・ロサルでは、アルバリーニョはもちろんロウレイロ、カイーニョ・ブランコといった地品種も栽培されています。また「カスタニャル」という絶滅の危機に瀕した希少な黒ブドウ品種もあり、地域の中でも特に良い区画を持つバルミニョールでは、こうした繊細な地品種の復興にも積極的です。

小さなかごを用いて収穫されたアルバリーニョ 小さなかごを用いて収穫されたアルバリーニョ

ミネラル分豊富な恵まれた畑

小規模ワイナリーが軒を連ねるリアス・バイシャスでは、総面積34ヘクタールという広さは比較的大きな規模に入ります。バルミニョールはその中でも17ヘクタールのまとまった区画を所有していますが、これは非常に珍しいことです。畑には大きな岩が点在し雑草の下からシスト土壌が見え隠れしていますが、この土壌がミネラル感に溢れたワインを生み出す鍵となります。森と山に守られた美しい畑から、フレッシュな瑞々しいスタイルのワインが造られています。

シストが見え隠れする土壌 シストが見え隠れする土壌

魚介類との相性抜群!

“海のワイン”とも称されるリアス・バイシャスのワインは、一般的に魚介類との相性が非常に良いことで知られています。なかでもバルミニョールのアルバリーニョは果実由来のピュアなアロマと美しい酸味、ミネラル感が特徴的で、柑橘果実やフレッシュな白桃を想わせる果実味にハーブのニュアンスも感じられます。ガリシア地方はエビやタコなどの魚介類を、オリーブオイルや塩などでシンプルに調理したお料理で知られていますが、ミネラリックなバルミニョールのワインは地元のお料理と素晴らしくマッチします。

ガリシアの魚介料理 ガリシアの魚介料理

積極的な設備投資

「伝統とテクノロジーの融合」を掲げるバルミニョールは、設立当初から最新設備の導入に熱心で、その姿勢はスペイン全土で見ても先駆者的存在として注目されてきました。導入当初は世界に3台しかなかった高性能な圧搾機を使用し、非常にクリーンでピュアな果汁からワインを造っています。

非常に高性能なプレス機 非常に高性能なプレス機