- スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ
ドミニオ・デ・プンクトゥン
Dominio de Punctum
完全有機栽培でクオリティワインを届けるワイナリー
完全有機栽培のワイナリー
ラ・マンチャ地方のクエンカ所在。標高750メートル以上の高地に110ヘクタールもの広大なブドウ畑を所有し、有機栽培とビオディナミを実践しています。もともとは栽培農家でしたが、4代目にあたるヘス―ス、ルース、クリスティーナの3兄妹が「高品質なオーガニックワインを造る」という夢を叶えるため、2005年に家族が所有する畑を有機栽培に転換し、翌年に設立したワイナリーです。有機栽培でクオリティワインを造ることを目指し、全ての畑で自然な農法を実践。設立当初からオーガニック&一部ビオディナミワインの生産に特化した、まさにこの道のスペシャリストです。畑は多様な生命に溢れ、あらゆる生物の調和を大切にしながらも、非常にコストパフォーマンスの高いワインを造り出しています。
ワイナリー正面
未来へ続くワイン造り
「地域の個性とコストパフォーマンスを備えたワインを、自然な農法によって消費者に届けること」。
ビオロジックやビオディナミを実践するのは、香りや繊細な口当たりといったワインの美点だけでなく、農薬を使わない自然で健全な方法でワイン造りを行いたい、という思いがあるからです。これは彼らの農業全般に対する心構えで、もっと先を見据えた考えでもあります。自然に適切に手を加えることで、質の高いブドウを収穫する、醸造過程においても環境を汚染しないように配慮する、といった未来へ続くワイン造りを基本としています。
自然に栽培された健康なブドウ
CO2排出量実質ゼロへの徹底的な取り組み
非営利環境団体CPC(Carbon Proof Certified)の協力の下、全てのCO2排出量を測定し、設備のエネルギー効率化や資材・パッケージ変更などに取り組みます。既に電力は100%再生可能エネルギーで賄いますが、太陽光パネルでの自家発電も行います。更に2021年から、森林火災の被害を受けた自然保護区域シエラ・カルデロナ自然公園の再植林プロジェクトを資金援助し、CO2排出量の相殺や生物多様性の維持に貢献しています。
CO2排出削減への取り組み
4代目の兄妹が運営
4代目で“完全有機栽培のワイナリー”という大きな夢を実現させたフェルナンデス兄妹。
■兄ヘスース・フェルナンデス氏
は、MBAを取得した後長くファイナンスとマーケティングの分野で活躍。その後、ワインへの情熱を元に実家の畑をワイナリーにする夢を実現させました。現在は、オーナーとして世界を飛び回る日々です。
■妹ルース・フェルナンデス氏
醸造家とブドウ栽培を修めた後、兄のワイナリーに参加。ワイン造りを行っています。
兄ヘスースと妹ルース