PHILOSOPHY

CRAFTSMANSHIP

CRAFTSMANSHIP

多くのグラスが機械生産へと移行する中で、「ジャンシス・ロビンソン グラスコレクション」では一貫してハンドメイドを貫いています。

ジャンシス・ロビンソンが求めたのはワインの香りを開くための空気を過不足なく取り込めること、スワリングをしたときに中のワインがこぼれないこと、リムから液面までに香りを留める十分なスペースを持たせること。

そして何より、唇が触れる面積を最小限にしてより繊細な風味に気づかせてくれるよう、ガラス自体を極限まで薄くすることでした。

しかし、リチャード・ブレンドンの知恵や経験、熟練した職人たちの技能を持ってしてもジャンシスの求める薄さを実現することは決して容易ではありませんでした。当初4人体制で制作に臨んだ職人たちはトレーニングを重ね、遂には手吹きで理想の薄さに仕上げるに至ります。

しかも、これらの品々はすべて、ジャンシスの要望により食器洗浄器に掛けられる仕様になっています。

通常、グラスで最も折れやすい部位であるステムは細さを保ちながらも頑丈さを高めていて、フォルムも世界中に流通している食洗機を研究し、そのほとんどで使用可能な高さに設計されています。

実際にジャンシスは完成品を自ら18ヶ月以上使い続けて食洗機に掛けても壊れないかをテストし、確認しています。

フットプレートはたっぷりとワインを注いだときにも倒れにくいよう安定感を重視したつくりで、ボウル部分と同じ直径にすることで食器棚に収納する際にも場所を取らないよう、考慮されたもの。

何度も微調整を重ねたチューリップ型のボウルはワインの呼吸を促し、多彩なアロマを逃さず、飲み手に届けます。

繊細に輝く無鉛クリスタルガラスの上品なたたずまいはただテーブルにあるだけで場が華やぐ、優美さもたたえています

シャンパンからシェリー酒まで、種類や色、ボディの強弱も問わず、あらゆるワインを最高の状態で楽しめる、洗練されたコレクション。

それらはすべて、一切の妥協を良しとしなかったジャンシスとリチャードの熱意と職人たちの磨き抜かれた技術とたゆまぬ鍛錬との上に成り立っているのです。