ランブルスコの生産地はエミリア地方のレッジョ・エミリア、モデナ、パルマと、ロンバルディア州のマントヴァのみで、7つのエリアがDOC(原産地呼称)に認められています。その他のエリアでもランブルスコのブドウを栽培することは可能ですが、規定によりワインをランブルスコとして販売することは許されていません。エリア内であってもランブルスコの品種で発泡性ではないワイン(スティルワイン)を造った場合も同様です。ガス気圧に規定はなく、気圧が1~2.5でフリッツァンテ(微発泡)、3~6気圧であればスプマンテ(発泡性/スパークリングワイン)となります。

モデナ地区

モデナDOC

モデナ全域を含むエリア。サラミーノ、ソルバーラ、グラスパロッサ種すべての品種を使うことができます。レッジョ・エミリア地区のレッジアーノDOCと並ぶランブルスコの主要産地です。

ソルバーラ DOC

モデナの北側に位置するエリアです。ここで使うことができるのはソルバーラ種のみ。モデナDOCを使うこともでき、その選択は生産者が行います。

グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ DOC

モデナの中心部、南部に位置します。グラスパロッサ種のみ使用可能。モデナDOCを使うこともでき、生産者が選びます。

サラミーノ・サンタ・クローチェ DOC

レッジョ・エミリアとモデナの境界線にあるエリアです。サラミーノ種100%で造った時のみこのDOCを使用可能。モデナDOCを使うこともでき、生産者が選びます。

レッジョ・エミリア地区

レッジアーノ DOC

レッジョ・エミリアの全域を含むエリア。モデナ地区のモデナDOCと並ぶランブルスコの主要産地です。サラミーノ、グラスパロッサ、マラーニ、アンチェロッタの品種を使うことができます。

コッリ・ディ・スカンディアーノ・エ・ディ・カノッサ DOC

レッジョ・エミリアの中心に位置するエリアです。

マントヴァ地区

マントヴァーノ DOC

マントヴァのエリアで栽培されているランブルスコ・マントヴァーノのみが使用できます。