- フランス ブルゴーニュ
ドメーヌ・カレット
Domaine Carrette
ヴェルジッソンの切立つ岩山の麓、若き夫婦が醸し出す美しいシャルドネ
3代目夫妻が品質を飛躍的に向上!これからが楽しみなプイィ・フュイッセの生産者。
1980年にプイィ・フュイッセの一部、ヴェルジッソンに設立されたワイナリー。切立った「ヴェルジッソンの岩山」の麓にワイナリーを構えています。セラーなどの建造物と畑の一部は、1980年に現当主エルヴェの祖父であるアンリが入手しました。アンリはドメーヌ立ち上げ以前から、このヴェルジッソンで農夫として働いており、この土地を知り尽くした存在でした。その後、2代目のジャン-ミッシェルがワイナリーを引き継ぎ新しい区画を少しずつ購入。
3代目であるエルヴェがドメーヌを引き継いでからは、エノロジストである妻のナタリーの力も得てワインの品質が大幅に向上、ドメーヌ飛躍の時代を迎えている、今まさに注目の生産者です。
ヴェルジッソンを知り尽くす若き職人
オーナーのエルヴェは子供のころから祖父について畑を廻り、ヴェルジッソンのテロワールを知り尽くしています。寡黙ながら情熱をもって畑仕事を行っている、近所でも有名な努力家です。
2006年ごろからは醸造家として、今は妻となったナタリーがドメーヌに出入り参加しはじめ、2008年に正式にコンサルタント契約。その後エルヴェと恋に落ちて2010年に結婚。
夫婦二人三脚でのワイン造りが始まり、その幸せの詰まったワインはぐんぐんと品質を向上させております。
エルヴェ・カレット氏
夫を支える醸造学のスペシャリスト!
妻のナタリーは醸造学を修めており、実際にボジョレー地区を中心に多くのワイナリーとコンサルタント契約を結んでおりました。
現在はカレットにほぼかかりきりですが、醸造家のネットワークは常に温めていて交友関係が広くワイナリーの発展に大きな力を発揮しています。
ナタリー・カレット氏
大切なことは畑にある。
彼らは健全で良く手入れされた畑を維持することがとても重要な事と考え、そのための時間や労働を惜しみません。化学肥料は使わず土を耕すことや雑草の刈取りも本当に必要な時にしか行いません。
ヴェルジッソンの岩山の麓の畑
ヴェルジッソンの自然、テロワールに寄り添ったワイン造り
畑のテロワールを大切に考えているカレットでは、除草剤などは極力使用せず、病気からブドウの樹を守る際にも人工的なものは極力避けて天然由来またはオーガニックの薬剤を使用しています。樹勢を適正に保つため摘芽を手作業で丁寧行い、病害を防ぐ最善の策ともいえる風通しの良さにも気を配っています。
ヴェルジッソンの岩山から吹く風が爽やかに木々の間を抜けていく時は本当に気持ちがいい、と彼らは語ります。
理想的な熟度を持った健康なブドウを得るために日々畑での努力を続けています。
エルヴェ(左)とナタリー(右)夫妻、ヴェルジッソンの岩山の麓にて