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フランス
フランス ボルドー

シャトー・ピエライユ

Chateau Pierrail EARL

数多くのコンクールで高評価&金賞受賞!
17世紀から続く由緒正しきシャトー

大きな変革を遂げ、モダンなワイン造りへ

シャトー・ピエライユがあるのはアントル・ドゥ・メールの東、マルグロンという村です。由緒あるセギュール家によってシャトーが建設されたのは17世紀と、非常に長い歴史を持っています。その後ブライアンソン伯爵が長い期間所有し、1970年に現オーナーであるドゥモンショー家がこのシャトーを買い取ります。彼らによって古い醸造所は取り壊され、近代的な醸造施設が新たに建てられました。

全部で250ヘクタールという広大な敷地を所有するシャトー・ピエライユですが、実はその大半がフランス式の庭園や杉林、池によって占められており、ブドウの生育に適したわずか75ヘクタールの土地がブドウ畑となっています。

17世紀に建てられたシャトー 17世紀に建てられたシャトー

大切なのは「味わいのバランス」

シャトー・ピエライユが持つ畑のほとんどが、南東向きの石灰質土壌の畑です。午前中の日照を確保でき、また大変水はけがよい畑です。畑では収量制限(グリーン・ハーベスト)を行い、高い品質と凝縮度を持った果実が生まれます。また最良の完熟度で収穫するために、一斉に収穫するのではなく区画ごとに収穫を行います。

彼らのモットーは、白赤ともに「最高の味わいのバランス」を求めることです。白については果実味と酸味とのバランス、赤については完熟度と樽由来のフレーバーとのバランスに優れた、飲み心地の良いワインを造ることを目指しています。そのために、区画ごとの土壌・地形の特性を入念に調べ、それぞれの区画に適したと思われる品種を植樹するようにしています。

収穫前の畑 収穫前の畑

高い品質を求め、最新技術を導入

長い歴史を持ったワイナリーでありながら、品質の追求のためのリノベーションには非常に積極的なのがシャトー・ピエライユの特徴といえます。1970年にシャトーを購入したのち、ドゥモンショー家は古い醸造所を取り壊し、自分たちのスタイルに合った、新しい醸造施設を建造します。区画ごとにワイン醸造を行うために、それぞれの区画の収量に合わせたサイズの、温度調節機能付きの発酵用タンクを設置しました。また熟成用のオーク樽が並ぶセラーは、シャトーのすぐ横にあります。畑、醸造、熟成という流れがスムーズに行われることで、ワインの鮮度が損なわれないワイン造りを行うことができています。

セラーには熟成用の樽が並びます セラーには熟成用の樽が並びます