- フランス ボルドー
シャトー・ド・カマンサック
Chateau de Camensac
ボルドーの名家、メルロー家が所有するシャトー
70年代よりフォルネール兄弟によって復興をとげたシャトー
シャトー・ド・カマンサックの歴史は極めて古く、有名なベレイムの古地図に既にその名を見つける事が出来ます。
「カマンサック」はこの地方の言葉で「水の道」(Camensが「道」、acが「水」)を意味しており、実際に、17世紀には僧侶たちの手によって砂礫の小丘麓部分にジャルと呼ばれる水路が掘られ、これが降雨によってたまった水を流れ出し、テロワールの質を高める要素のひとつとなりました。
1855年に格付けに選定された後、低迷した時代もありましたが、1965年に買収したフォルネール兄弟がシャトーを復興させました。畑の植え替え、セラーと醸造設備の刷新という費用のかかる仕事に取り組んだのです。
2005年の収穫から、シャス・スプリーン、グリュオー・ラローズも所有するメルロー家の所有となり、セリーヌ・ヴィラール氏とジャン・メルロー氏がシャトーの経営を取り仕切っています。
歴史あるシャトー
所有面積
75ha ※2019年時点
平均単位収量
45hl/ha ※2004年時点
年間平均生産量
250,000本 ※2018年時点
平均樹齢
20年 ※2019年時点
サン・ジュリアンのすぐ西隣に位置するシャトー
シャトー・ド・カマンサックはサン・ジュリアンのすぐ西側のオー・メドックの中でも、サン・ローランという村に位置しています。アリオスと呼ばれる硬い粘土層の上に細かな砂礫が厚く堆積した斜面に広がる75haの畑には、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが植えられています。
2005年に新体制になって間もなく、エリック・ボワスノ氏が醸造コンサルタントとして参加しています。
カマンサックのカベルネ・ソーヴィニヨンはこの地の厚い砂礫層から果実味と気品、ミネラル感を表現しており、メルローの古木は芳醇さと、ボリュームを与えています。
シャトーのラインナップ
ファーストワインに加えて、セカンドとして、ル・バイィ・ド・カマンサック(Le Bailly de Camensac)、スゴン・ド・カマンサック(Second de Camensac)、ラ・クロズリー・ド・カマンサック(La Closerie de Camensac)、の3つを造っています。
2005年から新しいラベルに