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フランス
フランス ボルドー

ドメーヌ・ド・リル・ルージュ

Domaine de L'ile Rouge

ボルドー・ナチュール!
大自然に憧れた男の挑戦!

オーナーのアントナン・ジャモワ氏が、一代で立ち上げたマイクロワイナリー!!

リル・ルージュは正に拘りハンドメイドの生産者です。パリ生まれのオーナーは、科学と農業経済学を学んだ後、アルゼンチンでワイン造りの経験を積みました。何かを育てる、大自然と生きるという仕事がしたかったため、ワイン造りの後に、海老の養殖業や、マダガスカル共和国のクンバ島でスピアフィッシングガイドをするなど異色の経歴を持ちます。海外での様々な経験の後、フランスに戻り、2014年に0.8haの畑を購入。現在は2.3haのブドウ畑を所有しています。畑は2つの区画があり、メルローの古木とカステやマンサンといった珍しいブドウも栽培しています。ブドウ栽培だけでなく、2018年にはさらに土地を購入し、古代品種の穀物や果樹栽培も行っています。

 

自然が大好き!オーナーの経歴、そして最後に辿り着いたワイン造り

オーナー、アントナン・ジャモワ氏は1979年フランス、パリ生まれ。技術者として、科学と農業経済学を学んだ後、アルゼンチンでワイン造りの経験を積みました。その後、妻との出会いをきっかけに、二人とも海が好きだったことから海に携わる仕事を始めました。養殖業について学んだ後に、ブラジルとマダガスカル共和国島で6年に亘り、海老の養殖業に携わりました。海に憧れた彼らは、2009年に退職しマダガスカル共和国のクンバ島で、ホテル経営やスピアフィッシングガイドに携わりました。その後、クンバ島のホテルを売却しフランスに帰国。妻は教師の仕事に就きました。

 

アントナン・ジャモワ氏はワイン造りを改めて目指し、2014年に自身で初めて0.8ヘクタールの畑を購入しスタートしました。2016年にさらに2.31ヘクタールまで増やます。また、ワイン造りだけでなく穀物栽培のための土地を購入。数百年前からある伝統的なフランスの穀物の粉と酵母、塩、水だけで作る自然なパン造りにも挑戦しています。

 

彼は人生において、自然や、何かを育てるという事に生きがいを感じ、魚や海老の養殖をはじめ、様々な仕事に挑戦しましたが、今はブドウ栽培、ワイン造りが一番楽しいと感じています。ワイン造りは、ブドウを育てた後にも、瓶詰めされるまで様々な工程があり、日々様々な挑戦が待ち受けています。毎年ブドウを栽培していると、難しいヴィンテージも待ち受けますが、ブドウを買ってワインを造るようなことは一切せず、自身が栽培したものでワインを造り上げることを大切にしています。

 

アントナン・ジャモワ氏が重要視しているのは、自分の所有する土地は全てオーガニックにすること。化学物質や輸入した堆肥等は一切使用しません。フランス語でîleは島を意味しています。ドメーヌの名前にもこの言葉を入れており、生態系を守る完璧な場所を作ることを大切にしています。その為、ブドウ栽培に限らず、木やシリアル、レモングラスなどの植物も栽培しています。お蔭で、冬には様々な動物が集まってきます。多様な生態系が彼の土地で活動することで、土地を肥沃にしてくれます。

 

ワイン造りの拘りは、自然な醗酵を行い、何も加えない事。亜硫酸は必要に応じて、極少量のみ使用しますが、ブドウ本来のエネルギーがそのまま生きた味わいのワイン造りを目指しています。まだまだ駆け出しのワイナリーですが、様々な伝統的な手法を取り入れて、色々なワインを造りたい!というのが彼の夢です。

アントナン・ジャモワ氏 アントナン・ジャモワ氏

ヴァン・メトド・ナチュール認証について

ヴァン・メトド・ナチュールの認証は20199月に設立され、ロワールの生産者Jacques CARROGET氏が会長を務めています。2021年の時点で264のキュヴェ(ワイン)が認証を受けています。認定を受けるためには、ビオロジック又はビオディナミ認証を取っていること。手摘みで収穫されていること。天然自生酵母を使用した自然な発酵を行っている事。無添加であること(但し、醗酵後は瓶詰などのタイミングで総亜硫酸30mg/L迄添加が可能)等の様々な厳しい規定があります。ヴァン・メトド・ナチュール認証には亜硫酸の添加量に応じて2種類の認証マークがあり、無添加のワイン認証マークと総亜硫酸30mg/L未満の2つがあります。後者のラベルには、< 30mg/L de sulfitesとロゴに表記されています。リル・ルージュは設立当初からこの認証を申請しています。