- フランス ボルドー
シャトー・ブラーヌ・カントナック
Chateau Brane Cantenac
堅実なワイン造りをするシャトー
広い経験を持つアンリ・リュルトン氏に引き継がれたシャトー
18世紀に所有していたゴルス家によってシャトーは『ゴルス』と名付けられていましたが、1833年にブラーヌ男爵がオーナーとなった際に、『ブラーヌ・カントナック』と名づけられました。そして着実に品質を向上させ、1855年のメドックの格付けでは2級に選定されました。
1866年に当時シャトー・ディッサンを所有していたロイ家がオーナーとなります。1920年にはシャトー・マルゴーも所有していた大手ネゴシアン、グラン・クリュ・ド・フランスがオーナーとなります。その後、フランソワ・リュルトン氏からにルシアン・リュルトン氏に引き継がれました。
1992年にルシアン・リュルトン氏から彼の所有するシャトーが11人の子供達に引き継がれた際、ブラーヌ・カントナックはアンリ・リュルトン氏が引き継ぎました。アンリ・リュルトン氏は醸造学、品種学に精通し、南アフリカやチリ、オーストラリア等でワイン造りを学んできました。
グランヴァンの中心となる斜面の区域
所有面積
75ha
畑は大きく、3つの区画に分かれる
一部でオーガニックにも取り組んでいます
シャトーはカントナック村に位置し、村の中でも最良の砂利質のエリアにあります。作付面積は75haで、栽培されているのはカベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー40%、カベルネ・フラン4.5%、カルメネール0.5%。栽培密度はヘクタール辺り7,000~8,000本。
シャトーの前に広がる30ha位の区画はマルゴーでも特に優れた深い砂利質の土地で、砂利質の層は12mにも及び、根に水分が行き渡りすぎる事無く、長く深く伸びていきます。また表層が砂質である事により水はけがよいのも特徴です。
18haの区画は2011年からオーガニックで栽培を行っています。オーガニックにする事で、収量は落ちるのですが、やはりワインの品質はとても素晴らしい出来です。
発酵槽は木製が中心
【シャトーのラインナップ】
ファーストワインのシャトー・ブラーヌ・カントナックに加え、セカンドワインとしてバロン・ド・ブラーヌ、サードワインとしてマルゴー・ド・ブラーヌが造られています。マルゴー・ド・ブラーヌは、畑の若木から採れたブドウを中心に造られます。
100年近く変わらないクラシックながらもモダンなラベル